1月のお菓子ガレット・デ・ロワの歴史:フランス文化クラス

毎回一つのテーマについて、短いテキスト文をもとに学んでゆく、

フランス文化クラス

La classe découverte


もっともっと、フランスの文化や歴史への理解を深めたい方に、オススメしています。

このページでは、1月のレッスンでテーマと内容をご紹介しています。

※ブログ担当者の個人的な感想を述べながらの記事になります。実際のレッスンの進行とは異なります。


取り扱うテーマは様々です。今回は

ガレット・デ・ロワ

フランスのお菓子、ガレット・デ・ロワをご存知でしょうか?

1月にフランスに行かれたことのある方なら、またフランスの家庭にこの時期に滞在したことのある方なら、この伝統的なお菓子に出会っているかもしれません。

 galette des roisはどんなお菓子?

アーモンドクリームが入ったパイ菓子で、中にフェーヴ(fève、ソラマメの意)と呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っている。フェーヴが当たった人は幸運が1年間続くといわれる。伝統的には、大人が切り分け、小さい子どもが誰に配るかを指名する。

ガレット・デ・ロワは、フランスで1月に食べられるお菓子です。

フランスの他に、

ケベック、スイス、ルクセンブルグ、ベルギー、アカディ(北米にある、フランスの旧植民地)、レバノンなどで食べられています。

今回の文化クラスは、この、ガレット・デ・ロワと1月6日の伝統的な行事(公現祭)にまつわる内容でした。

キリスト教のお祭りの一つ「公現祭」

L’épiphanie est une fête chrétienne. 

毎年、1月6日は「エピファニー」と呼ばれるキリスト教のお祭り(公現祭)です。

Noël

クリスマス

である、12月25日の12日後の1月6日に、「東方の三賢者」(とうほうのさんけんじゃ)が、キリストの誕生を確認し、「世に明らかにした」ので、この名前になっています。

三賢者、または三博士、三賢人などと呼ばれています。

Cette fête est célébrée le 6 janvier de chaque année. 

現代では、1月6日に近い土日にこのお祝いをするようですよ。

さて、先ほどの

L’épiphanie

という言葉は、突然のひらめき、という意味があります。

「コトバンク」で調べましたら、

元来は、キリストの顕現の意。文学で、平凡な出来事の中にその事柄、・人物などの本質が姿を表す瞬間を象徴的に描写すること。

と書いてありました。

何だか神秘的な言葉ですね。

「東方の三博士」の本当の目的とは?

さて、この「三賢者」ですが、キリストの生まれた日のお話を聞いたことのある方なら、なんとなく、「確か、キリストが産まれた厩に訪ねてきた、3人の学者?だったかな」

というような曖昧な感じで記憶しているかもしれません。(私もその一人であります。)

このシーンが描かれている絵画もありますね。

この三博士の名前や、どんな見た目か、なども、フランス語のテキストでレッスンでは出てきました。

三博士それぞれが、贈り物をイエス・キリストの誕生のお祝いとして、献上したのですよね。

ところで、日本では、クリスマス(ノエル)にはクリスマスツリーを飾りますね。

クリスマスツリーは、フランス語では

Le sapin de Noël

ル・サパン・デ・ノエル

と言いますが、フランスの家庭では、クリスマスツリーの他に、キリスト誕生のシーンを再現した、馬小屋の模型を飾ります。

これを、フランス語では

Crèche

クレーシュ

と呼びます。

このクレーシュには、必ず、贈り物を持った三賢者がいます。

このクレーシュに飾ってある人形は、クリスマス時期になると蚤の市で売っていると聞いたことがあります。

フランスにクリスマスの時期に行くことがあったら、クレーシュの人形を見つけるのも、一つの楽しみ方かもしれません。

さて、この3賢者ですが、ヘロデ王からの指令により、遣わされたとのことです。誕生したばかりのキリストのいる場所を、ヘロデ王に伝えることが指令でした。

Le roi Hérode, très jaloux que l’enfant Jésus soit considéré comme le roi des Juifs, voulait rendre visite à l’enfant pour le tuer. 

ヘロデ王は、ユダヤの王と考えられていたキリストに嫉妬し、殺そうと考えていたのです。

ヘロデ王のこの企みを天使から告げられた三博士は、ヘロデ王のもとには戻りませんでした。

Les rois mages ne connaissaient pas les intentions d’Hérode, et avant de commencer leur long chemin du retour, les 3 hommes virent un songe. 

Dans ce songe, un ange leur expliqua  toute la vérité sur leur mission. L’ange leur ordonna de ne pas revenir auprès Hérode et de se sparer chacun de son côté. 

イエス・キリスト誕生のお話が長くなってしまいましたが、クラスでは、ガレット・デ・ロワの歴史や、中に入っている陶器の人形(フェーヴ)は何なのか?など、他のトピックにも触れます。

ガレット・デ・ロワの起源は、古代ローマ時代だそうで、かなり昔からあるのです。

「お菓子の中に一つだけ入っている、フェーヴを当てた者は王に対して願いを聞き入れてもらう権利を得た」という、宮廷の中での遊びの一つでもありました。

ルイ14世の宮廷においても行われた記録があります。

Mais « le Roi Soleil » décida d’abolir cette coutume. 

しかし、「太陽王」ルイ14世はのちにこの風習を廃止したそうです。

文化や歴史を、語学と共に学ぶレッスン

さて、中級のレッスンではこのような内容は全てフランス語のテキストで用意され、読み解いてゆきます。

初級は、もっと日本語の説明を多めに、わかりやすく学んでゆきます。

基礎もわかる、ある程度フランス語で言いたいことも言えるけれど、もっともっとフランス語を楽しむ方法を探している方、ぜひドゥースフランスの、「文化クラス」を体験してみませんか?

発音、文法、フリートークの、3つの要素が組み合わさった、充実した1時間半です。

テーマは、フランス文化、歴史、人物、地理など、ジャンル問わず様々なものを予定しています。

次回はどんなテーマで勉強するのでしょうか、お楽しみに!