カミュの自伝的映画。フランスとアルジェリアの歴史も:映画クラス


映画を見ながらフランス語を学ぶ、大好評のクラスです。

フランス映画が好き、フランス語が好きな方に。

映画のストーリーからフレーズをピックアップ。 フランス語の基礎が既に身についた方にオススメのクラスです。

※2月の開催日は一番下に記載があります

1月の映画「最初の人間」

フランス語タイトル

le premier homme

製作年:2011年

製作国:フランス

監督:ジャンニ・アメリオ

あらすじ、概要

当時フランス領だったアルジェリア出身のカミュは、小説家、劇作家、思想家として活躍し1957年にノーベル文学賞を受賞、60年に自動車事故のため46歳の若さでこの世を去った。没後30年以上を経て書きかけの原稿「最初の人間」が発見され、1994年に未完のまま出版された。

2013年に迫った“カミュ生誕100年”を記念し、ジャック・ガンブラン主演で映画化された本作は、1957年夏、40代の小説家コルムリが、年老いた母を訪ねてアルジェリアに戻るところから始まる。

フランスからの独立を求めるアルジェリア人と政府の間の戦火の中、コルムリの心は貧しくとも平和だった1910年代の少年の日に還る。

親戚や恩師、そして懸命に働き、一家を支えた若き日の母。地中海を臨む美しい大地で、自らの生い立ちを振り返り、フランスとアルジェリアの和解のためにできることを模索していたコルムリの追憶の旅を辿る物語となっている。

カミュについて、もっともっと知りたくなった方は、この映画の公式HPをご覧になると、とても詳しく書かれていてカミュへの理解を深める良いチャンスになります。

感想


 ※こちらはブログ作成者の個人的な感想です。

文学的な香りのする作品です。

主には母親への愛情、複雑な気持ちが描かれているように感じました。

そして、アルジェリアとフランスの政治的な背景はそれほど詳しくは知らない方も、興味深く見ることが出来る映画かと思います。

主人公はカミュ自身なのですが、少年時代のシーンが個人的にはとても好きです。

貧しい暮らしながらも、健気で賢いカミュ少年。母親へのまなざしが、愛情に溢れていて微笑ましく感じられます。

彼はフランスに暮らしていましたが、アルジェリア人としての誇りを失うことなく、内戦状態に陥りテロ事件も勃発している祖国を思う気持ちが伝わってきます。

最後のシーンは、「どんでん返し」のような感もあります。

ここに母親と何があったのだろうと思わせるものがあり、映画が終わってからも興味を惹かれます。

フランスの有名な作家、カミュに対して、またアルジェリアとの歴史に対して、理解を深める良いきっかけになる映画だと思います。

フレーズを少しだけ見てみよう!

 

主人公ジャックの少年時代のシーンは丁寧に描かれています。

いたずらをして、サンダルを取られ、しかたなく素足で家に帰った時の、おばあさん(La grand-mère)のセリフです。

どうやら、だいぶ遅く家に辿り着いたようです。

C’est à cette heure-ci qu’on rentre à la maison?

帰りが遅いじゃないか

という意味ですね。

さらに、おばあちゃんが言います。

Tes sandales neuves, elles sont où?

新しいサンダルはどうしたんだい?

Je les ai perdues, je les ai cherchées partout mais je les ai pas trouvées.

無くしちゃった、一生懸命探したけどなくて・・・

こちら、しっかり文字にして読むと、うん、なるほど、こういう文法なのね、と理解できますが、セリフをナチュラルスピードで聞いたときに、果たしてこのles aiの部分がパッと頭に浮かぶでしょうかね・・・

ちなみに、

Les

sandales

を指しています。

次は、少年が母親に対して言うセリフです。

Il y avait un monsieur dehors, il est toujours là quand je viens te voir.

僕が来るといつもいる。

Aujourd’hui il m’a souri. Je crois qu’il me connaît.

笑ってたよ。僕に気づいてたんだ。

こちらの2つのセリフもそうですが、必ずしも字幕と原文のセリフは同じではありませんね。

そこが面白くもあり、難しいところでもあります。


映画クラスの進めかた

1.今月の映画を鑑賞

フランス人講師自らが、毎月、オススメ映画を選んでいます。

まず約20分間、フランス映画を鑑賞します。

ハリウッド映画はたくさんあるけれど、フランス映画はレンタルDVD屋さんにも少ないし、そもそもどれが面白いのか、わからない・・・

そんな方にも、おもしろいフランス映画の ”掘り出し物”を知るよい機会だと好評です!

 

2.フレーズ聞き取りにチャレンジ

聞き取れそうで聞き取れない?!

映画の中のシーンで、ナチュラルな会話を聞いてみましょう。

フランス人同士の会話では、テキストなどで習ったフレーズがそのまま出てくるのではなく、フランス人ならではの省略された言い方になってしまうことが多くあります。

ピックアップしたフレーズから、よりリアルな使い方を、少し練習するときも。

 

 

 

1月の映画クラスの日にち


1月10日

13時〜 

 

1月20日

13時〜 

1月27日

①13時〜

②15時〜

とことんフランス映画

映画クラスを月に2回受講したい!とのリクエストにお応えして,同じ映画の続きの内容でパート②を行なうことになりました。

パート①は最初の約20分、パート②はその続きの約20分 両方続けてのご受講はもちろん、②のみでもご受講可能です。

②のみご受講の方のために、最初の20分間のあらすじを、プリントや口頭にて説明してから上映を始めます。

 

さて、次はどんな映画でレッスンするのでしょうか。お楽しみに!

定員4名までの少人数制の教室です。90分間のレッスンで、オススメの映画を知る、フランス語のセリフを学ぶ、盛りだくさんのクラス。

無料体験レッスンにぜひ起こし下さい!

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