「サンドラの週末」:フランス映画紹介

フランス映画の紹介ページです。フランス映画クラスで扱わなかった映画も、紹介しています。

「サンドラの週末」 の解説・あらすじ・ストーリー

ダルデンヌ兄弟がマリオン・コティヤールを主演に描く感動ドラマ。

体調不良から休職していたサンドラは、ようやく復職できた矢先の金曜日に、上司から解雇を言い渡される。

解雇を免れる方法は、16人の同僚の過半数がボーナスを諦めることだった…。

たった2日間の週末で、同僚達を説得して回るサンドラ。
ボーナスか?サンドラか?
同僚たちも、究極の選択を迫られます。

それぞれが家庭の事情を持ち、ギリギリの生活。それでも自分のボーナスを諦め、サンドラ復職に投票するのか、しないのか・・・。

サンドラの週末」 の作品情報

製作年:2014年
製作国:ベルギー/フランス/イタリア
原題:deux jours, une nuit/TWO DAYS, ONE NIGHT

サンドラの週末」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ

出演:マリオン・コティヤール、クリステル・コルニル、オリヴィエ・グルメ

スタッフの個人的な感想。オススメorオススメしないポイント

マリオン・コティヤールが主演なので、鑑賞しました。

ヨーロッパの映画の情報は、ハリウッド映画の情報よりも少ないので、ハリウッド映画に出ているヨーロッパの俳優さんは、架け橋的な存在になる事が、やはりあります。

この「サンドラの週末」では、マリオン・コティヤールが、ほぼすっぴん、田舎の主婦で、精神安定剤が手放せない役を演じています。

サンドラと同僚の会話が主なシーンなので、全編を通してあまり変わらず、絵的にも少し退屈に感じました。

にも関わらず、途中で見るのを辞めよう、とは思わないのは、やはり結末がものすごく気になるから。

訪ね歩く同僚は、それぞれに「ボーナスを諦められない」理由を抱えています。

中には、家のリフォーム代を払う予定だから、など、人の人生がかかっているのに、そんな理由で断るの?!と怒りを覚えるシーンもあります。

でも、そんな時に自問自答してみるのです。

もし自分だったら、どうする?と。

1000ユーロは日本円で、12万円くらいでしょうか。これをもらうか、それとも同僚の仕事復帰に投票するか。

自分が金銭的に生活に困っているときには、誰だってお金が欲しいはずです。

サンドラは、主人公なので、ついつい感情移入してしまいますが、同僚の立場からして見たら、サンドラは「ずっと仕事を休んでいた人」です。

同僚を説得して回るシーンの繰り返しで、ドラマティックな出来事も起こらず、映像を魅せるようなシーンもないので、最初は、なぜこのような題材を映画にする必要があったのか?と疑問に思いました。

しかしやはり、次の人は何ていうのだろう?賛成?反対?・・・と、気になります。

そして、最後の10分、投票のシーンは、ドキドキしながら見守る事になるのです。

フランスの労働者の社会的な問題を扱った映画と言えます。

華やかなイメージのフランスですが、移民などの問題とはまた別で、生活に困窮している人や地域はあります。

実際にフランスにあるプジョーの工場で起こった出来事が元になっています。

ピエール・ブルデューという社会学者が監修をした本「世界の悲惨」に、ある工場で働く労働者9人に聞き取りをした内容が書かれており、それを読んだダルデンヌ監督が、これを題材に映画を作ろう、と思いついたそうです。

ルデンヌ兄弟インタビュー

フランス語学習に向いている?セリフは聞き取りやすい?

※こちらの映画は、映画クラスでは扱っておりません。

同じ内容を何人もの同僚にお願いしに行く、という設定から、同じようなセリフが何度も出てきます。主人公の目的が見ている側もわかっているので、聞き取りをしやすいと言えるでしょう。

サンドラ(マリオン・コティヤール)が同僚を「説得」するので、わりと言葉をハッキリと話します。

話す内容も、仕事のこと、お金のことなど、生活に密着している事柄なので、日常会話に頻出しそうな単語が出てきます。


◽️映画を見ながら語学を学ぶ「映画クラス」ご紹介◽️

映画クラスの進めかた

1.今月の映画を鑑賞

フランス人講師自らが、毎月、オススメ映画を選んでいます。

まず約20分間、フランス映画を鑑賞します。 ハリウッド映画はたくさんあるけれど、フランス映画はレンタルDVD屋さんにも少ないし、そもそもどれが面白いのか、わからない・・・

そんな方にも、おもしろいフランス映画の ”掘り出し物”を知るよい機会だと好評です!

2.フレーズ聞き取りにチャレンジ

聞き取れそうで聞き取れない?!

映画の中のシーンで、ナチュラルな会話を聞いてみましょう。

フランス人同士の会話では、テキストなどで習ったフレーズがそのまま出てくるのではなく、フランス人ならではの省略された言い方になってしまうことが多くあります。

ピックアップしたフレーズから、よりリアルな使い方を、少し練習するときも。

定員4名までの少人数制の教室です。

90分間のレッスンで、オススメの映画を知る、フランス語のセリフを学ぶ、盛りだくさんのクラス。

無料体験レッスンにぜひ起こし下さい!