こちらは”会話サロン”で出た話題から、会話に役立つ言い回しを紹介するページです。
もくじ
食べ物に関する話題は世界共通。◯◯と◯◯は合うなあ、と言いたい時は?
フランスの料理に関する本や、料理番組などを見ていると、
「C’est un bon mariage 」
セ タン ボン マリアージュ
というフレーズはちょくちょく耳にします。
良い組み合わせだ、(味が)とても合う、という意味です。
例えばこんなふうに使います。
Le chocolat et le thé est un bon mariage.
(チョコと紅茶は良い組み合わせだ)
Les langues de chat et le café sont un bon mariage.
(ラングドシャとコーヒーはとても合う)
la mariage は、結婚、のことですね。
この日の会話クラスでは、講師の家族が日本に遊びに来た時に持って来たフランスのチョコレートをおすそわけ。
チョコを食べながら、フランスのハーブティや紅茶 thé を飲みます。
そんなふうに、クラスというより和やかなお茶の時間、のような会話サロンの始まりです。
Le chocolat orange
ル ショコラ オランジュ
チョコにオレンジテイストの入ったものの事です。
講師のアレックスはこれがあまり好きではなく、
Je déteste
ジュ デテステ
とのことでした。
◯◯さん、Vous aimez le chocolat à l’orange?
味の好みを質問したり、答えたりするのも、テキストで眺めるだけでなく実際に使う場面に遭遇すると、楽しいですね。
アクセント記号の話題
フランス語学習においては避けられない、アクセント記号。
何種類かありますが・・・
「アクサンシルコンフレックス」
そう、フランス語の ^
このようなアクセント記号のことです。
û や ê のように、文字の上にくっつくものですね。
実はこれ、昔のフランス語のスペリングを、短縮した跡だとご存知でしたか?
私は、あぁ何となくそんなことを聞いた事ある、くらいでした。
どういうことかというと、
例えば
Une forêt.
ウヌ フォレ (森)
は昔は、
Une forest.
と綴ったそうです。
改訂されて、
昔 | 現在(改定後) |
Une forest | Une forêt |
のように短くなったのだそう。
(たしかに短くなったけれど、個人的な感想ですが、日本人してみれば、アクソンシルコンフレックスという長い名前の記号がついたことで、何だかますますめんどくさくなった・・・と思ってしまいます。)
Une maître
(小学校などの女性の)先生
も、昔は
Une maistre
だったそうです。
昔 | 現在(改定後) |
Une maistre | Une maîtreU |
そういえば、最近 oignon のスペルが onion に改訂されましたね。
昔 | 現在(改定後) |
oignon | onion |
フランス語と英語はなぜ似ているの?
そんな話も挟みつつ、 言葉の語源の話になって、
「英語はもともとフランス語から来たんですか?」
という生徒さんからの質問がありました。
これをフランス語で説明&聞き取ることは少し複雑なので、ここからは少し日本語で、講師が歴史の説明をしましたよ。
フランク王国の時代、北ヨーロッパからの侵略者がありました。そう
Vikings(ヴァイキング)
と呼ばれる海賊です。
フランク王国はこのヴァイキングに手を焼き、やがて、ヴァイキングは北のフランスに住むようになりました。
ここがどの地方か知っていますか?
答えは、ノルマンディー地方。
ノルマンディーという地名も、
Nord man (北の人)
が、
Normandie
となってできたわけです。
1066年、ノルマン人はイギリスを侵略。
Guillaume le conquérant
ギヨム ル コンケラン
英語では「ギヨム」は「ウィリアム」ですから、
ウィリアムズ1世
のことです。
フランス語を使用していたノルマン人がイギリスを侵略し、その後もしばらく一部でフランス語を使っていたので、英語はフランス語に似ているのですね。
フランス語の会話のクラスですが、話がそれて、歴史の話になってしまいました。
でも、フランスの歴史を知識として知るのも、とってもおもしろいと思います。
年を気にしないのがフランス人女性
日本人の女性は、年を聞かれるのが苦手ですよね。
講師によると、フランス人女性は、ほとんど年齢の事を気にしないそうです。
les français s’en fichent.
レ フランセ ソン フィッシュ
(フランス人は気にしないよ)
会話サロンはこの日は女性2名でした。
そんな時は、女性ならではの話題になったりします。
お二人ともとっても若々しく、素敵ですので、講師が、なぜそんなに年を気にするの?と疑問だと言っていました。
例えばフランス人の女優さんなどは、年を取れば取る程、貫禄も出てカッコいい!!と生徒さんの一人がおっしゃっていました。
カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャンヌ・モローなど・・・
このあと
昔のフランス映画の俳優さんの話で、日本語フランス語を交えて盛り上がりましたよ。