「ルビー&カンタン」:おすすめフランス映画

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引用:on va au cinema?https://cineparis.exblog.jp/2573688/

あらすじ・ストーリー

おしゃべりが過ぎて周囲から敬遠され、もめ事の絶えない男カンタン。

一方、最愛の恋人を殺害され、その殺した相手フォーゲルから莫大な金を奪い、ある場所に隠している寡黙な男ルビー。

そんな対称的な2人は刑務所の中で出会った。自分のおしゃべりを黙って聞いてくれるルビーをカンタンは一方的に親友と決めつけ、彼の後をどこまでもつけ回すようになる。

そしてとうとう、ルビーが一人で決行するはずだった脱獄まで一緒に行ってしまうのだった。

やがて2人は警察とフォーゲル一味の両方から追われるようになるのだが…。

写真は2016年のジャン・レノ。

Attribution::Georges Biard, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, via Wikimedia Commons

作品情報

製作年:2003年
製作国:フランス
原題:TAIS TOI !

キャスト・監督

監督:フランシス・ヴェヴェール

出演:ジャン・レノ、ジェラール・ドパルデュー、アンドレ・デュソリエ


感想

寡黙な男、ルビーをジャン・レノが演じます。

逃亡しながら、怪我を負いながら戦うシーンは、ついついハリウッド映画の「レオン」を思い出してしまいますが、こちらの映画はもう少しコメディ寄りです。

ハラハラドキドキもしますが、気軽な気持ちで見れる映画です。(レオンは少しシリアスな映画で、ラストも悲しい結末でしたよね。)

ジェラール・ドパルデュー演じるカンタンが、とんでもない「アホ」で、ルビーに付きまとい脱獄から逃亡までしてしまいます。

このアホさ加減が本当に素晴らしく、笑えるシーンがたくさんあります。

そして、いつの間にか、気持ちの上でも実際にも、寡黙なルビーはカンタンに救われているのです。


セリフからフランス語を学ぼう

 最初は、カンタンが強盗をするところから映画は始まります。

Ils vous ont braqué?

盗んだ?

braquer

強盗する

こちらは、辞書で調べると、じっと見る、視線を注ぐ、という意味が一番に出てくると思いますが、銀行や店を強盗する時などにも、この動詞を使います。 

他には、例えば「ギラギラしたライトやカメラが顔に向けられている状況」などでも使えます。

なんとなく、動詞の持つイメージが浮かんできますね。


Mais non ils ont échangé leurs yens … 

(彼らは)円を両替した

映画の冒頭のシーンで、日本人のことがセリフに出てくるので、ついつい嬉しくなってしまいます。

「日本人が全てのお金を両替したから、換金所にはユーロがない」

というシーンです。

フランス人にとって、日本人のイメージって、こうなのか?という疑問がよぎりますが、そこは置いておくとして・・・

Concentrez vous qu’est-ce que vous voyez là?

これは何に見えるかな?

さて、カンタンは刑務所に入れられます。心理テストのシーンでも、普通の人とは違う、マイペースぶりを発揮していて、面白いです。

心理テスト(精神判定)で使われる、絵を見ながらの一言。

Une tache?

シミ?


心理テストでなくても、日常生活でお洋服につくシミのことはこう言いますね。

Je l’ai examiné il est pas fou. 

(彼は)狂人ではない。

前半の刑務所や精神病院のシーンは、他の受刑者とカンタンとの会話のやり取りに、思わず笑ってしまいます。(フランス語はわからなくても、もちろん日本語字幕だけでも楽しめます!)

中盤は、ルビーとカンタンが逃げる場面が続きます。

その道中でも、カンタンのマイペースでひょうきんな性格や行動によりピンチを切り抜けます。(本人はあくまでナチュラルなのですが)

寡黙で大真面目なルビー(ジャン・レノ)とのちぐはぐな会話のシーンは、全てフランス語で聞き取れたらもっともっと面白いだろうなぁと痛感します!


映画クラスの進めかた

今月の映画を鑑賞

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まず約30分程度、フランス映画を鑑賞してどんなお話か掴みます。 ハリウッド映画はたくさんあるけれど、フランス映画はレンタルDVD屋さんにも少ないし、そもそもどれが面白いのか、わからない・・・

そんな方にも、おもしろいフランス映画の ”掘り出し物”を知るよい機会だと好評です!

フレーズ聞き取りにチャレンジ

聞き取れそうで聞き取れない?!

映画の中のシーンで、ナチュラルな会話を聞いてみましょう。

フランス人同士の会話では、テキストなどで習ったフレーズがそのまま出てくるのではなく、フランス人ならではの省略された言い方になってしまうことが多くあります。

ピックアップしたフレーズから、よりリアルな使い方を、少し練習するときもあります。

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