写真引用先:シネマトゥデイ
もくじ
あらすじ・ストーリー
パリの下町ルトレ通り。会社を経営する独身の中年女性イザベルは、ある日、薬局で一人の老婦人マドと出会う。
マドは、ルトレ通りの外れにある小さなアパルトマンで孤独に暮らしていた。だが、その生活に他人が入り込むのを頑なに拒むマド。そんな彼女を何故か放っておけなくなったイザベルは、その日以来、マドのもとへ足繁く通うようになる。はじめは心を閉ざし続けたマドも、何回となく顔を合わせるうち、次第にイザベルを受け入れるようになった。そして、互いに打ち解けてきたある時、マドは波乱に満ちた自分の生い立ちを語り始めるのだった。
(ツタヤディスカスから引用)
作品情報
製作年: | 2001年 |
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製作国: | フランス |
原題: | Rue de retrait |
キャスト・監督
監督:ルネ・フィレ
出演:ルネ・フィレ、ドミニク・マルカス、マリオン・エルド
感想
全体的に薄暗い感じで、静かにストーリーが進んでゆきます。いわゆる、エンターテイメント色のない映画です。
映画が地味な印象のわりに、口コミの評価が高かったので鑑賞してみたのですが、ストーリーが進むにつれ、その理由が沸々とわかってきます。
老いというテーマで、頑固な老女の日常生活に入り込んだキャリアウーマンを主人公に描かれます。
この映画をみて、祖母のことを思い出しました。会いに行かなくては、と思いました。この映画にワクワクドキドキは期待できませんが、しみじみと、雨の日に眺めたいようなしっとりした映画です。
こちらのフランス映画について調べていてびっくりしたのが、老婆マド役は、新聞広告で一般公募、キャリアウーマンの女性役は、監督の住むアパートの隣の住人だそうです。
撮影場所となるアパートの部屋は、女優の私室を使って撮影したとのこと。
2001年と新しめの映画のわりに、なんだか映像が昔っぽいなと思ったら、デジタルビデオ撮影で、監督が編集も自前でやったそうです。まさに、低予算、手作りの映画ということです。
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※こちらの映画はフランス語映画クラスでは扱っておりません。
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