もくじ
あらすじ・ストーリー
引用元:公式HP:http://www.cetera.co.jp/imasaraienai/
南仏プロヴァンスに静かに暮らす自転車屋の店主には、妻にも友達にも言えない隠し事があった・・・。誰からも尊敬される「自転車の名手」である彼は、実は自転車に乗れないのだ。誰にもバレずに何とか暮らしてきた彼に、ある日とうとう秘密をバラさなくては乗り越えられない危機が訪れる。
世界45カ国以上で本が出版されたストーリーの映画化。『アメリ』など、ジャン=ピエール・ジュネ監督作品のブレインとして活躍してきたギヨーム・ローランが、原作者のサンペと共に脚本を担当。
人々の善意や思いやりなど、原作絵本の優しい世界観を引き継ぐと共に、オリジナルのエピソードを加え、映画ならではの胸躍るファンタジックなシーンを創り上げた。(公式HPから抜粋)
作品情報
製作年: | 2018年 |
---|---|
製作国: | フランス |
原題: | Raoul Taburin |
キャスト・監督
監督:ピエール・ゴドー
出演:ブノワ・ポールブールド、エドゥアール・ベア、スザンヌ・クレマン
感想
フランス映画は、ハリウッド映画のように起承転結がはっきりとしていないところ、が一つの特徴でもあると思う。こちらのフランス映画もまさにそのような感じで、ほんわか、ふんわり、妄想や空想を交えながら、物語が進んでゆく。
一体どのような終わり方をするのか、と気になりついつい最後まで見て、心には何だか温かいものが、ふんわり、残る。そして、この「小さな秘密」をずっと言えなかった、一見頼りなさそうな主人公に勇気付けられたような気さえします。
フランスのベストセラー絵本が原作
フランス映画「今さら言えない小さな秘密」は、フランスの絵本が原作です。世界45カ国で本が出版されている国民的イラストレーターの、ジャン=ジャック・サンペのベストセラー。
日本でも有名なフランス映画「アメリ」のブレインであるギヨーム・ローランが脚本を担当。まさに「アメリ」を思わせる、現実と非現実が一体となったファンタジックな展開になっています。
この映画の監督はピエール・ゴドー Pierre Godeau 何と1986年生まれです。父親は映画界で活躍するフィリップ・ゴドー。
新人監督の瑞々しい世界観にも癒されます。
プチ・ニコラの原作者と聞いて、ああ!
ジャン=ジャック・サンペ
Jean-Jacques Sempé
1932年8月17日フランス・ボルドー生まれ。14歳で学校を辞め、自転車の配達員や、ワインの仲買人の下で働くが上手くいかず、次第に絵の方にのめり込むようになる。’56年、「アステリックス」シリーズで知られている友人のルネ・ゴシニとコンビを組み、ベルギーの週刊誌で「プチ・ニコラ」を連載して、次第に名声が広がる。サンペの少年時代の思い出をもとに、日常のさりげないユーモアが温かく描かれたこの作品によって、「ニューヨーカー」「パリ・マッチ」を含む様々な雑誌で人気を博す漫画家となる。ヨーロッパだけでなく、世界中で世代を超えて愛されており、近年においても、代表作である『プチ・ニコラ』(2009)は映画化され世界的にヒットした。
今作の『今さら言えない小さな秘密』はサンペの漫画の二回目の映画化であり、かつて配達員として働いていたサンペの自転車に対する愛がいたるところで垣間見える。
(公式HPから抜粋)
物語を知るための
フランス語キーワード10
まだ映画を見ていない人は、キーワードから、どんな物語が想像してみて下さい。もうご覧になった方は、フランス語の単語復習としていかがですか?
Une bicyclette ウヌ ヴィシクレット | 自転車 |
Le poids du secret ル ポワ ドゥ スクレ | 秘密の重圧 |
Le facteur magnifique ラファクテウァ マニフィック | 立派な郵便配達人 |
Pédaler ペダレ | ペダルをこぐ |
La tombe ラ トンブ | 墓 |
La vitesse surprenante ラ ヴィッテス スーペるナン | 全速力 |
Les camarades レ カマらー | 級友 |
Une légende vivante ウヌ レジョンド ヴィヴァン | 生きた伝説 |
Le tonnerre ル トネーる | 雷 |
Une tragédie アン トらジェディー | 悲劇 |
映画クラスでフランス語を学ぼう
1.今月の映画を鑑賞
フランス人講師自らが、毎月、オススメ映画を選んでいます。
まず、そのレッスンで題材にするフランス映画を25分程度、鑑賞します。 ハリウッド映画はたくさんあるけれど、フランス映画はレンタルDVD屋さんにも少ないし、そもそもどれが面白いのか、わからない・・・
そんな方にも、おもしろいフランス映画の ”掘り出し物”を知るよい機会だと好評です!
2.フレーズ聞き取りにチャレンジ
聞き取れそうで聞き取れない?!
映画の中のシーンで、ナチュラルな会話を聞いてみましょう。
フランス人同士の会話では、テキストなどで習ったフレーズがそのまま出てくるのではなく、フランス人ならではの省略された言い方になってしまうことが多くあります。
ピックアップしたフレーズから、よりリアルな使い方を、少し練習するときもあります。
より実践的なフランス語を、楽しみながら学べる映画クラス。
定員4名までの少人数制の教室です。
90分間のレッスンで、聞き取りや言葉の言い回しなどを学ぶ、盛りだくさんのクラスです。
体験レッスンにぜひ起こし下さい!