語学。フランス語を話せたらいいな。いや英語の方が役立つかな?でも・・・
語学学習を始める、その一歩を踏み出すのは、勇気が要りますよね。
テキストを買ってしまってから、やっぱり語学を続けたくなくなったらどうしよう?など、考えれば考えるほど、はじめの一歩を踏み出すのに時間がかかってしまいがち。
このページでは、語学を長く楽しく続けるポイントと、上達のコツ、そしてフランス語でぶち当たりやすい壁についてお伝えします!ぜひ最後まで読んでみてください。
もくじ
まずは好きなことから学習
やりたい!をやらなくちゃ・・・に変えないために
フランス語を始めようと思ったら、まず何をしますか?
書店に行って、分厚いテキストを購入しますか?
もちろん、フランス語のテキストをドーンと購入してしまった方がモチベーションが上がる!という方は良いと思いますが、「語学をやりたい!」が、「テキスト全部やらなくちゃ・・」になってしまわないように、気をつけて下さいね。
フランス語の勉強を始める前に、あなたが「フランス語っていいな」と思ったきっかけが、必ずあるはずです。
フランス料理を食べに行った、フランス旅行に行った、フランスの小物が何となく好き・・などなど、まだ学習に結びつかない時点での、フランス語やフランスへの興味に、まずは目を向けて、深めてみて下さい。
そこから広げて、例えば
- インターネットで好きなジャンルの言葉を集めてみる
- 街中のフランス語の看板や表記に目を向けてみる
- フランス映画を見てみる
- フランスの子どものための歌を聞いてみる
なども、本格的な学習の前段階としておすすめです。
入門の学習がスタートしてからも、常にこの「自分のフランス語への興味の根っこ」に立ち戻り、振り返ってみると、楽しさを忘れずに語学を続ける助けになります。
グループレッスン?独学?個人レッスン?
フランス語教室でも探して、先生に習おうかな、と思った時に、グループレッスンと個人レッスンのどちらを選びますか?または、独学でフランス語を学習する事も視野に入れているでしょうか。それぞれのレッスンの利点を、まとめてみました。
グループレッスンの利点
- 仲間といっしょに勉強するので、やる気が続く。
- 週一回、など定期的に通えるレッスンは、しっかり基礎が身に付く。
- レッスン時間中、他の人が解答している時などは客観的に冷静に思考することができる。
個人レッスンの利点
- 人の目を気にせず、集中できる。
- わからない事を、うやむやにせず質問できる。
- 自分のスケジュールに合わせられる。
独学の利点
- お金がかからない。
- 自分のペースで、とことん勉強できる。
- いつでも休める。
レッスン可能な時間帯や学習頻度など、それぞれ個人の事情によって最適な方法を選ぶことが大切かと思います。そして、
グループレッスンであれば、少人数をお勧めします。
大人数のレッスンよりも、自分が答えなければ、自分が考えなくては、と言う意識が高まり、また実際にフランス語を口に出すチャンスも多くなります。
先生に質問しやすい、というのも大事です。
またフランス語学習において、長く続けられている人は、独学や個人レッスンなど一人での学習と、会話サロンなども含めたグループレッスンをうまく併用されています。
例1:
グループレッスンで語学をスタート。仕事の都合により通えなくなり、独学に切替たが、モチベーションを保つため、時々会話サロンに参加。
例2:
独学でフランス語をスタート。基礎をある程度理解したところで、やはり自分だけでは限界を感じ、グループレッスンに参加。フランス語仲間ができ、楽しい。
フランス語教室のお値段は、もちろんグループレッスンの方がリーズナブルなケースが多いですね。独学でもコツコツと続けられそうなタイプの方は、仏検などを目標にして自分でどんどん進んでゆくのも良いかもしれません。
モチベーションを保てる方法、楽しいと思える方法を検討してみましょう。
独り言をフランス語にする
語学を始めたら、その言語を積極的に口に出す事、が大切ですよね。
単語であっても、短い文であっても、とにかく口に出すと、目で読むよりもなぜか覚えるのです。
語学はコミュニケーションツールの一つですし、やはり会話ができる楽しさは格別です。
フランス語のテキストを最後まで終えることが、目的にすり替わらないように、ぜひ覚えたフレーズや単語を積極的に言葉にしましょう。
(もちろん、テキストを終えることは目標になったり達成感を得られるという良い点もありますよね!)
恥ずかしがらずに、独り言をフランス語で呟いてみる、などいかがでしょうか?
すぐに調べる。”感動”を利用せよ
フランス語でコレなんて言うんだろう?と思ったその時!!が、学習チャンスです。
人間は、感動を伴う体験は記憶に残りやすいそうです。
知りたいと言う思いがピークの時に知ることができると、小さな感動を伴いますよね。些細なことではありますが、すぐに調べる、という事をコツコツやってゆくと、大変な財産になります。
あとで調べよう〜っと、と思っていると、忘れてしまいがちですよね・・
または、疑問に思った事をあとでまとめて調べるために、小さいメモ帳を持ち歩いていると、身近な事をすぐに調べたくなる習慣がついておすすめです。
フランス語の壁。複雑な動詞の活用が嫌
さあ、いよいよ本格的に腰を据えて、学習をスタートしよう!と始めて、すぐにぶつかるのが動詞の活用です。
フランス語の学習を少しかじったことのある方で、あきらめてしまった方から本当に多く聞く意見が、
「フランス語の動詞の活用の面倒くささ」
です。動詞の活用とは、主語によって、動詞の語尾が変化することです。
例えば、日本語で
「私は朝ごはんを食べました。」
「あなたは朝ごはんを食べました。」
という2つの文章は、「食べました。」の部分は全く同じですが、フランス語の場合には、主語(私、あなた、君、彼、など)によって、動詞が少しずつ変わります。簡単なフレーズを言いたい時でも、必ず動詞の活用は必要になります。
動詞の活用は大事だけど、それが全てではない
動詞の活用を、ノートに書いて、全て覚えるまで先に進めない・・などと考えないで下さい。
もちろん、1から10の段階を、一段一段上がっていくのは大事なことではありますが、
苦手だなと思うところは、さらっと眺めておく程度にして、後から少し戻って学習したっていいのではないでしょうか。
具体的な方法で言うならば、フランス語においては、色々な主語に合わせて活用することが難しすぎると感じてしまったら、まずは一つの主語だけにフォーカスしてみる事がおすすめです。
自分のことについて様々な動詞で表現できるようになってから「あなた」「キミ」など他の主語に変える、というように、一つの動詞を覚えるときの負荷を減らして勉強すると、動詞の活用表の前で頭を抱えずに済みます。
私はフランス語を学習してきましたが、例えば「彼は」と言う主語を使って実際にフランス人と会話をしだしたのは、フランス語学習を始めて、1〜2年経ってからと記憶しています。
なぜなら、実際にフランス人と会話する場面がきた場合、その場にいない共通の知り合いについての話題をするよりも、
まずは自分の事を話すので、精一杯だから
です。
少ない種類の動詞のすべての活用を覚えるよりも、なるべくたくさんの動詞を一人称だけでも覚えておく方が、実際の会話は続きます。
フランス語を学習する過程において、動詞の活用は避けて通れないことではありますが、難しい箇所で立ち止まって苦手意識を持ってしまうくらいならば、後回しにしてしまっても良いのでは?と思います。
語学の悩み。すぐに単語を忘れる
先週やったのだけど、忘れちゃったのよね〜
というのは、しょうがないです。子どもの語学の学習能力はもちろん大人よりもすごいですが、やはり子どもであっても、初めて挑戦することには何回も何回も繰り返す中で、習得してゆきます。
大切なのは、
「忘れるのは当たり前。いちいち凹まないこと」
かと思います。勉強してもすぐ忘れてしまい、「あぁ、やはり語学は私向いてないのかしら・・」と落ち込むこともあるでしょうか。
でも、人間忘れることは当たり前ですから、いちいち落ち込む必要はないのです。
前に進んでいない感じがする、と、語学を勉強されている皆さんが、そう時々おっしゃいます。
皆が思っているということは、語学とはそういうものなのだということですよね。
そんな時に、語学を続ける事を諦めてしまうのではなく、
自分が単語を忘れることに対してを、あきらめて下さい。
凹んでいる時間がもったいない!と一つでも多く単語を覚えた方が、前に進んでいます。
文法が苦手。文法は必要ない?
日本人は文法ばかり勉強しがちで、だから日本人皆が英語を義務教育で学習してきたのにも関わらず、英語を話せない、とよく言われます。
しかし、例えば、海外留学やワーキングホリデーに行かれた方に聞くと、
現地に行けば自然に話せるようになるさー!
と意気込んで留学したが、結局基礎がないために雰囲気だけの会話になってしまった、基礎をしっかり学習しておけばよかった、と言う話もよく聞きます。
一体どちらが正解なの?と思ってしまいますが、
個人的には、
語学をスタートして最初の方は、
文法にがんじがらめにならず、とにかく口に出すこと、楽しい所どり
で学ぶこと
が良いのでは、と思います。つまり、
文法ができなければ話してはいけない、
文法通りに話さなくては、という考えから自分を解き放つことです。
その上で、やはり基礎の文法は、焦らず、蔑ろにせず、やはりコツコツと学ぶ必要があると思います。
フランス語の学習でも、文法でかべにぶつかってしまった、という方が多くいらっしゃいます。また、文法が難しくなってきたあたりで、なんだかフランス語に対する情熱も薄れてしまった、というケースもありますよね。
難しいことをクリアしなければならない局面はあると思いますが、もし会話の楽しさを味わいたいという目的があるならば、いつかは頑張れると思います。
まとめ
語学を楽しく続けるためのポイントをまとめます。
語学を始める前のワクワク感を時々呼び起こす
なぜフランス語を始めたのか?自分がワクワクするフランス語やフランスに関するポイントが必ずあるはずです。勉強が嫌になった時には、ここに立ち戻ります。
単語を忘れても、いちいち凹まない
落ち込んでも落ち込まなくても、あなたの語学力は変わらないので、落ち込んで暗い気持ちになっている時間は無駄です。
時々立ち止まったり、戻ったりしながら、少しずつ、楽しくマイペースに続けることが大事です。
文法は、やりたくなったら、やる
嫌だなと思う内は、無理やりにやろうとしない。続けていれば、そろそろしっかりやるか〜と思う時がきます。
または、いろいろな角度から勉強している内に、難しいと思っていたことが自然に理解できるようになります。
語学が楽しいというアンテナを張り続ける
いろいろな角度から勉強します。一つのテキストに飽きたら、フランス映画をみて耳を慣らす、会話サロンに参加して会話力を確かめてみる、フランス語の絵本を読んでみる、など、アンテナを広く持つことが楽しさを失わないコツです。
いかがでしたか?フランス語に、語学学習に、少しでも興味を持って、気軽な気持ちでスタートしていただけたらと思います!