もくじ
あらすじ
まるで兄弟のように育てられた、青い瞳のアズールと黒い瞳のアスマール。
2人には身分の差があったが、同じ乳母に兄弟のように育てられた。しかしある日、領主であるアズールの父により、離れ離れに。
領主の子アズールは青年となり、一方アスマールは、アズールのかつての乳母で、アスマールにとっては母であるジェナヌと共に、海を渡りイスラムの国で富豪になっていた。
2人は、幼い頃聴いた乳母の子守歌を頼りに”ジンの妖精“を求めて海を渡る。
かつて栄華を極めた中世イスラムを舞台にした、2人の青年の成長と冒険のファンタジー。
作品情報
製作年: | 2006年 |
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製作国: | フランス |
原題: | Azur et Asmar |
キャスト・監督
監督:ミッシェル・オスロ
声の出演:シリル・ムラリ、カリム・ムリバ
感想
この映画を見終えたとき、将来自分の子どもに絶対に見せたいと強く思いました。
青い目のアズール、白人。
黒い目のアスマール、イスラム系人種。
2人には身分の差があったが、同じ乳母に兄弟のように育てられた。領主であるアズールの父により、離れ離れになってしまった二人が、今度はイスラムの国で再会する。
異なった人種や民族に対する偏見を、子どもにもわかりやすくしっかりと描き、そしてさらに、個人と個人との繋がりがその偏見を超えた友情になるのだということが、メッセージとして伝わってきます。
おとぎ話、ジブリのようなファンタジー映画。
しかし、何となくの違和感。
ホームページにもある高畑監督の言葉を読んで、なるほど、と納得しました。
日本アニメだったら手に汗握らせるにちがいない「見せ場」は、どれもこれもオスロ氏はじつにあっさりと片付けます。そういうところで日本アニメ風のドキドキワクワクを期待すると、見事に肩すかしをくらいます。
公式HP, https://www.ghibli-museum.jp/azur/critique/
アニメーションの美しさもまた、1シーン1シーンが子どもにぜひ見せたい芸術的な作品のよう。
絵画の上に、3Dの人物がCGによって動くという監督独自のスタイルです。
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