フランス映画「終電車」

引用:ツタヤディスカス

あらすじ

第二次大戦中、フランスの半分がドイツに占領された時代。

ナチ占領下のパリでは、人々は夜間外出を禁止され、11時以降は外出禁止。地下鉄の終電車に人々は殺到した。

モンマルトルの劇場では、演出家のルカ・シュタイナーは、ユダヤ人であるため、劇場の地下に隠れながら、国外への逃亡のチャンスを窺っていた。

妻であり看板女優で、夫に変わり劇場の経営をやっているマリオン(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、夜になると彼の隠れている地下室にひっそりと入り、夫との時間を過ごすのだった。

しかし、マリオンは次第に、芝居の相手役の俳優、ベルナールに惹かれてゆく。

トリュフォー監督の最大のヒット作。

作品情報

製作年:1981年
製作国:フランス
原題:Le Dernier Metro

キャスト・監督

監督:フランソワ・トリュフォー

出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー、ジャン・ポワレ

感想

カトリーヌ・ドヌーヴ が、劇場の支配人の妻で看板女優という設定。

当時の暗い雰囲気が映画全体を覆っており、劇場というドラマティックな舞台で、しかも地下にユダヤ人を匿っているというドキドキ感。

以前に一度鑑賞した事を忘れて、2回目の視聴。

大変楽しめた。

ナチ占領下のパリの演劇場でユダヤ人の劇作家亭主を地下に匿いながら、新作上演を目指す妻である座長女優マリオン(C.ドヌーヴ)らの演劇人の日常風景を描く。

毅然とした座長としての強い女振りと亭主を愛する一途な女振りと、言い寄る若手俳優に隙を見せないものの内面では愛に揺れる女心を演じ分ける円熟期の魅力。

https://filmarks.com/movies/24682、レビューへのリンク

登場人物にはモデルがいる。映画はフィクションだが、モデルや似たような事実が存在することで、映画によりリアリティを感じる。それぞれのエピソードや登場人物のモデルの一覧が、ウィキペディアの映画ページに乗っていたので、興味のある方は見てみて欲しい。

ウィキペディア 「終電車」のページ

フランソワ・トリュフォーの最大のヒット作との事。ヌーヴェルヴァーグ の監督作品はなんとなく気だるい雰囲気のものが多いと思われる。

この作品も、なんとなくの気怠さがあるか、物語の結末に希望が見えるので、後味は悪くない。

この映画はどこで観れる?

ゲオ宅配レンタルで見つけました!

ページリンク ゲオ宅配レンタル

ツタヤディスカスにもありました!

ページリンク ツタヤディスカス

アマゾンにて、ブルーレイは4000円程度、

DVDは3500円程度でした。

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(上記の情報は2021年3月時点)


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