フランス映画「シラノ・ド・ベルジュラック」

あらすじ

シラノ・ド・ベルジュラックは剣術の達人、詩も一流、17世紀フランスに実在した剣豪作家。彼は自分の大きな鼻にコンプレックスを持っており、彼が密かに愛する女性、ロクサーヌには想いを打ち明けられないでいる。

ロクサーヌは彼の想いを知らず、ある日、ロクサーヌはシラノに、別の男に恋をしており、力になって欲しいと相談する。

詩が得意なシラノは、2人の為にラブレターの代筆を始める……。

エドモン・ロスタンの五幕の韻文戯曲、その映画化。

作品情報

公開年:1990年
製作国:フランス
原題:Cyrano de Bergerac

キャスト・監督

監督:ジャン・ポール・ラプノー

脚本:ジャン・クロード・カリエール

音楽:ジャン・クロード・プティ

出演:ジェラール・ドパルデユー、アンヌ・ブロシェ、ヴァンサン・ペレーズ、ジャック・ウェベール、リュディヴェーヌ・サニエ


評価 :2.5/5。

感想

フランス語が完璧に理解できる方なら、きっとこのセリフの美しさを味わいながら、この芝居を堪能することができるはず。

もともと戯曲であるこのお話は、韻を踏んだセリフの数々を芸術作品とみなして、中世の世界観など楽しむことを含めて考えれば見応えはある。

ただし、先が気になって目が離せないようなワクワクドキドキはあまりないかもしれない。大袈裟とも言えるお芝居やセリフは、やはり映画向きではなく戯曲の方が楽しめるかもしれない。

どんな映画かといえば、ロミオとジュリエットのような、ロミオロミオなぜあなたはロミオなの、という古典の世界、または「ノートルダム・ド・パリ」つまり、醜いシラノがカジモドで、自分の想いを心に秘めて友人に協力する物語、とも言える。

映画自体も、フランス映画にしては長い2時間半ほど。

イマドキの映画を見慣れている人にとっては、退屈かもしれない。


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