フランス映画「ローラとふたりの兄」

あらすじ

フランス西部の都市・アングレーム。弁護士のローラ(リュディヴィーヌ・サニエ)にはちょっと困った2人の兄がいる。

眼鏡士のブノワ(ジャン=ポール・ルーヴ)と解体業者のピエール(ジョゼ・ガルシア)。三兄妹は死別した両親の墓参りで月に一度は集まることが習慣になっている。

ある日、ブノワの三度目の結婚式、大遅刻をしてきたピエールの失礼なスピーチが原因で兄弟喧嘩が勃発。

そんな中、ピエールは深刻な仕事のトラブルを抱え、新婚早々ブノワは妻とすれ違うことに。そして、離婚調停の依頼人だったゾエール(ラムジー・ベディア)との恋が始まったローラは病院で“ある事実”を告げられて……。(公式HPから引用)

作品情報

製作年:2021年
製作国:フランス
原題:Lola et ses frères

キャスト・監督

監督:ジャン・ポール・ルーヴ

脚本:ダビド・フェンキノス

出演:リュディビーヌ・サニエ、ジョゼ・ガルシア、ジャン・ポール・ルーヴ、ラムジー・ベディア


評価 :4/5。

感想

DVDのパッケージや映画のチラシを見る限りでは、コミカルで軽い青春映画、しょうもない兄に振り回される妹のドタバタしたコメディ系の映画かと思った。

しかし、その予想が良い意味で外れた。静かだけど心温まる映画だった。

結婚式、出産、兄弟喧嘩、リストラ、家族同時の確執、離婚、再会、などなど・・・

人生のメインイベントのシーンは、自分の人生と重ね合わせて思いを巡らした。

そういう意味では、若い人向けの映画ではない。ある程度の年齢になった時の、「家族」に思いを馳せる時間をくれる映画だ。

ハッキリとした起承転結で構成されているというよりは、身近な人生の問題がいろいろなところで、色々な人に起きていて、それがどう解決されてゆくのかを視聴者が見守る感じの映画。

だが最初と最後のシーンのリンクなど、一筋しっかり通っているので、映画がこちらに与えてくれるものは受け取りやすい。

特に兄弟のいる人には、共感できるところの多い物語かと思う。


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