フランス映画「フレンチなしあわせのみつけ方」

あらすじ

パリの自動車会社に勤めるヴァンサンは、不動産会社で働く妻ガブリエルと息子ジョゼフの3人暮らし。一見平凡で幸せそうな家庭を築いている。

しかし、実はヴァンサンはエステティシャンの愛人を作っていた。

一方、ヴァンサンの友人でホテルに勤めるジョルジュは妻ナタリーと夫婦ゲンカが絶えず、いつも険悪な雰囲気。

もう一人の友人で独身貴族のフレッドは女性関係が活発だ。

そんな三者三様の人生。

一人の女性を選ぶ人生が幸せか?それとも、その他の全ての女性を選べる可能性のある独身が幸せなのか・・?

そしてある日、ヴァンサンの妻と愛人がレストランで鉢合わせしてしまう・・・

作品情報

製作年:2004年
製作国:フランス
原題:Ils se Marierent et Eurent Beaucoup d’enfants

キャスト・監督

監督:イヴァン・アタル

制作:クロード・ペリ

出演:シャルロット・ゲンズブール、イヴァン・アタル、アラン・シャバ、エマニュエル・セニエ、アラン・コーエン、ジョニー・デップ


評価 :1.5/5。

感想

フレンチ、パリ、幸せ、など日本人が好きそうな小気味の良いワードを組み合わせた商業的な邦題に、いつもうんざりする。ただし見終わった後の感想としては、この軽めの邦題は内容のイメージと全く合っていないわけではない。

この映画は共感できる年代が限定されているのではないか。

例えば、まだ結婚前の若者だとか、定年を迎えた年齢くらいの方にとっては、つまらないだろう。全く自分と関係のないこと(もうとっくの昔に乗り越えたか、まだ未経験で実感がないか)についてのいざこざが描かれているので、感情移入が一切できないと予想する。

ともあれ、私は最後まで飽きずに見てしまった。

登場人物のキャラクターがはっきりしていて、また設定もわかりやすい。わりとたくさんのサブキャラクターが出てくる映画は、日本人としては(顔の認識が曖昧で)誰が誰だがわからなくなってしまうものだが、この映画はその点においてはそれぞれの立場や個性がわかりやすく、楽しめる。

物語のテーマは、「夫婦関係」「不倫」「愛とは?」

フランス映画は、これ映画にする必要あるの?と思わせる作品によく出会う。TVドラマでちょうどいいんじゃないか、というくらいのストーリーだったり、メッセージ性だったり。

この映画も、まぁまぁだったのだが、大きな画面でわざわざ映画館で見なくてもいいかなという程度の映画。


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