子どもとフランス語【公園で遊ぶ】フレーズ集

子どもにもフランス語で話しかけたい!そんな方のために、子育てでよく使うフレーズをまとめました。

今回は、公園で子どもと遊ぶときのお決まりフレーズ。

定番の遊具の名前なども、フランス語で覚えてみましょう。

子どもとフランス語
【公園お決まり】フレーズ

公園に行こう

On va au parc.

オン ヴァ オ パるク

<文法解説>

On(オン)+動詞 

で、「〜をしよう」と誘う文章になります。英語の、Let’s〜と同じですね。

例えば、

On mange(オン モンジュ)食べよう

On y va(オン ニ ヴァ)そこへ行こう

などです。子どもに、食べよう、ネンネしよう、オムツを替えよう

など、何かをしよう、と促す場面は多いので、とってもよく使う形です。


オムツを替えよう

On change la couche.

オン シャンジュ ラ クシュ


ネンネしようね

On fait dodo.

オン フェ ドド

どの公園に行きたい?

à quel parc tu veux aller?

ア ケル パルク トゥ ヴ アレ

<文法解説>

à quel 〜 は、「どの〜に」と、場所を選ばせるときによく使います。

どの図書館に行きたい?

à quel bibliothèque tu veux aller?

ア ケル ビブリオテック トゥ ヴ アレ?

人がたくさんいるね。

Il y a beaucoup de gens.

イリ ヤ ボクー ド ジョン

<文法解説>

Il y a〜 (イリ ヤ)は、〜がいる、と言いたいときに使います。

鳥さんがいるね。

Il y a un oiseau.

イリ ヤ アン ノワゾウ


犬がいるね。

Il y a un chien.

イリ ヤ アン シアン


など、子どもが話し始めた時には、

「◯◯(名詞)がいるね。」

というフレーズをとにかく一日中使いますね。

子育て中は、物や動物の名前を常に子どもに教えてあげながら生活します。

このIl y a(イリヤ)と、名詞さえ知っていれば、新しい物の名前を出すたびに、子どもにフランス語で話しかけることができます。

この公園はいつも人が多いね。

Dans ce parc, il y a toujours du monde.

ダン ス パるク イリ ヤ トウジョウ ド モンド

今日は人が少ないね。

Il n’ y a pas beaucoup de gens aujourd’hui.

イリ ニャ パ ボクー ド ジョン オウジョウドゥイ

上のように、neとpasで動詞を挟むと、否定形になります。

Il y a(イリヤ)〜 = 〜がいます。

Il n’ y a pas(イリニャパ) 〜 = 〜がいません。

全然人がいないね。

Il n’ y a personne au parc.

イリ ニャ ペルソン オ パるク

ここまでのフレーズの発音は、youtube動画で聞いてみてくださいね。

↑動画は、忙しいママでも短い時間で頑張れるよう40秒程度にまとめてありますよ!

  • On(オン)+動詞   〜をしよう
  • Il y a〜 (イリ ヤ) 〜がいる

この2つの言い方と、名詞を少しずつ覚えてみると、だいぶ子どもにフランス語で話しかけることができます。

子どもが単語と2語文を話す程度の、2歳になるまでくらいの間は、フランス語初心者でも何とかなります。


子どもとフランス語
【遊具で遊ぶ】フレーズ

何して遊ぼうか?

Qu’ est-ce qu’ on va faire?

ケ ス コン ヴァ フェーる

滑り台をやろうか?

On fait le toboggan?

オン フェ ル トボゴン

<文法解説>

On(オン)+動詞   〜をしよう

の言い方です。先ほども
On va au parc「公園へ行こう」というフレーズで出てきました。

fait (フェ)は、「〜をする」という意味の動詞です。

faire (フェーる)

の形が変わったものです。(三人称単数系。動詞の意味を辞書で引く場合には、faire と調べてみて下さい。)

On fait + 遊具の名前

で、「〜で遊ぼう」と子どもに言うことができます。

この文章の形さえ覚えれば、遊具の名前の箇所を入れ替えて、公園の中の全ての遊具について、「〜で遊ぼう」と子どもに話しかけることができますね。

ブランコをやろう。

On fait de la balançoire.

オン フェ ド ラ バロンソワ

お砂場で遊びたい?

Tu veux jouer dans le bac à sable?

トゥ ヴ ジュエ ダン ル バッ カ サブル

遊具の名前

青い滑り台

le toboggan bleu

ル トボゴン ブル


赤いブランコ

la balançoire rouge

ラ バロンソワ るージュ


砂場

Le bac à sable

ル バッ カ サブル


シーソー

La bascule

ラ バスキュル

※辞書によると上記ですが、フランス人は実際、シーソーのことも
la balançoire(ラ バランソワ)と言うことが多いそうです。


鉄棒

La barre fixe

ラ バー フィクス


大きな滑り台だね。

C’est un grand toboggan.

セ タン ゴらン トボゴン

他の形容詞としては、以下のようなものがあります。

小さな petit(プチ)

急な(角度が)raide(れド)

高い  haut(オウ)

  

赤ちゃん用のブランコ。

La balançoire pour bébé

ラ バロンソワ ポウ ベベ

大きい子ども用のブランコ

La balançoire pour les grands enfants

ラ バランソワ ポウ レ ゴらン ザンファン

子どもとフランス語【遊具で遊ぶ】フレーズ

は、こちらの動画にまとめています。

発音練習をしてみてくださいね。

フランス語の名詞には、女性名詞と男性名詞があり、男性名詞の場合には

Le 「ル」,または un「アン」

女性名詞の場合には

La 「ラ」または une 「ウヌ」

がつきます。これは覚えるのが少し面倒です。

しかし、公園の遊具の数は限られていますので、少しずつ覚えてゆきましょう。子どものお気に入りの遊具の名前だけでも、覚えられたら楽しいですね。


子どもとフランス語
【注意を促す】フレーズ

気をつけてね。

Fais attention.

フェ アトンション

滑らないように気をつけてね。

Fais attention de ne pas glisser.

フェ アトンション ド ヌ パ グリセ

<文法解説>

ここでも、「〜をする」と言う意味の動詞 

faire(フェーる)

を使っています。

Fais attention

フェ アトンション

は「注意をして」と言う意味のフレーズなので、これと組み合わせて、色々言うことができます。

咄嗟の場面では、「フェ アトンション!」と叫ぶだけで十分です。

attention(アトンション)は、機内アナウンスの

「アテンション プリーズ」

のattentionではありますが、フランス語の場合には、発音が少し違いますので、後ほど動画でしっかり聞いてみて下さいね。


転ばないように気をつけてね。

Fais attention de ne pas tomber.

フェ アトンション ド ヌ パ トンベ


落ちないようにね。

Ne tombe pas.

ヌ トンブ パ

高いところに登らないで。

Ne monte pas trop haut.

ヌ モント パ  トろ オウ

<文法解説>

Ne 動詞 pas 

(ヌ 〜 パ)

の形で、〜しないで、というフレーズを作ることができます。

Ne tombe pas.

の場合には、「落ちる」と言う意味の動詞

tomber(トンベ)

を、nepas で挟んでいるのです。

tomber は動詞の原型

フレーズに合わせて形を変えたのが tombe(三人称単数)です。

このように、文章によって動詞の語尾が変化する所がフランス語のややこしいところではあります。

しかし、ne 〜 pas で挟むという形を覚え、あとは「しないでほしい事」の動詞さえ少しずつ覚えてゆけば、どんどん使えるフランス語のバリエーションを増やすことができます。

なんせ、子どもとの生活では、「◯◯しないで〜!」の連続ですから。

フランス語では、pasの最後のsは発音しません。

【注意を促す】フレーズは、こちらの動画にまとめています。

必須フレーズですので、ぜひ一緒に発音練習をしてみてくださいね。

注意を促す言葉は、公園以外でも毎日のように子どもに使うもの。

一回言ってみれば覚えられる短いフレーズがほとんどなので、まずは簡単なものを3つくらい覚えておくと、便利です。


子どもとフランス語
【ランチ・ピクニック】フレーズ

食べよう。

On va manger.

オン ヴァ モンジェ

遊んでいる時に、そろそろランチにしようか?と子どもを誘う表現です。もうすぐ食べようか?というニュアンスになります。

食べよう。(食べる直前)

On mange.

オン モンジュ

または「いただきます」の代わり

<文法解説>

先ほどから何回も登場している、

On(オン)+動詞 

で、「〜をしよう」と誘う文章の形がまた出てきました。子どもとの会話では、本当によく使う形なのです。英語の、Let’s〜と同じですね。

On mange. オン モンジュ

は、1日3回、朝昼晩と、食事をするたびに使えます。そして、おやつの前も合わせたら、相当な回数、使うフレーズになります。

子どもにとっても簡単な響きなので、ママが食事のたびに「オン モンジュ」と言っていれば、子どももその内真似してこのフレーズを言い出すことでしょう。

おにぎりを食べよう。

On mange un onigiri?

オン モンジュ アン オニギリ

フランスにおにぎりがないので、日本特有の食べ物としてそのままOnigiriというのが自然です。

フランス人におにぎりが何かを説明するときなどは、以下のように言えます。

une boule de riz salé

ブウル ド リ サレ


もっと詳しく説明するならば、乾いた海苔で包んだごはんの塊、という意味で、

une boule de riz salé enveloppée dans une algue séchée

ブウル ド リ サレ オンヴェロッペ ダン ズヌ アルグ セシェ


サンドイッチあるよ。

Il y a des sandwiches.

イリ ヤ デ サンドウィッチ

ハムのサンドイッチ食べる?

Tu veux un sandwich au jambon?

トゥ ヴ アン サンドウィッチ オ ジャンボン

<文法解説>

Tu veux〜 

で、君は〜が欲しい という文章になります。

veux は vouloir (ブルワーる)という、

〜が欲しい、〜を望む

という意味の動詞です。

ビスケットが欲しい?

Tu veux un biscuit?

トゥ ヴ アン ビスキュイ

のように、

Tu veux(トゥ ヴ)

の後に食べ物の名前をつければ、〜を食べるかどうか聞く表現になるので、多用できます。

Tu の 発音は、トゥ と チュ の間のような感じです。

後ほど出てくるこの章のフレーズまとめの動画にもありますので、発音をチェックしてみて下さい。


お菓子を落とさないようにね。

Fais attention de ne pas faire tomber ton gâteau.

フェ アトンスィオン ド ヌ パ フェーる トンベ  トン ガトー

こぼさないで(飲み物)。

Ne renverse pas.

ヌ ろンヴェるス パ

こぼさず(汚さず)に食べなさい。

Mange sans te salir.

モンジュ ソン テ サリーる

<文法解説>

動詞を文章の先頭に置くことで、命令分になります。

これは英語と似ています。

上記の例文では、Mange(モンジュ)「食べるmanger」という意味の動詞を文頭に置いて、「食べなさい」という命令文にしています。

その後に、

sans (ソン)〜無しで

そして

salir は、汚す、汚くする、という意味の動詞

を続け、つまりこのフレーズは「食べなさい、汚すことなしで」という意味になっているのです。

子どもは汚すことも多いので、この

salir(サリーる)
という動詞も登場回数が多くなりそうですね!


手をちゃんと洗った?

Tu as bien laver tes mains?

トゥ ア ビアン ラヴェ テ マン

手を洗ってね。

Lave tes mains.

ラヴ テ マン

手をもう一回洗ってきて。

Va laver tes mains encore une fois.

ヴァ ラヴェ テ マン アンコーる ウヌ フォワ

ハトが集まってきたよ。

Les pigeons s’attroupent autour de nous.

レ ピジョン サトゥるープ オウトゥる デ ヌ

ハトもお腹すいているんだね。

Les pigeons ont faim comme nous.

レ ピジョン オン ファン コム ヌ


もうお腹いっぱいかな?

Tu n’as plus faim?

トゥ ナ プル ファン

ごちそうさま、を言ってね。

Tu dis “ごちそうさま” ?

トゥ ディ 

フランスでは「ごちそうさま」を言う習慣がないので、日本の習慣の一つとして言わせるならば、こうなります。

あえて食事の後に日本風に何か言葉を付け加えるならば、

Merci pour le repas.

メルシー ポウ ル るパ

「(食事に対して)ありがとう」という意味です。

でも実際は習慣自体がないので、フランス人にとっては少しおかしなセリフに聞こえるとのことです。

おしまいにする?(食べるのを)

On arrête de manger?

オン ナれト ド モンジェ

「いただきます」「ごちそうさま」は、フランスでは言う習慣がありません。

日本の食卓では、全品をテーブルに並べてから、みんな揃って

「いただきます」を言うことが多いものと思いますが、フランスではバラバラに食べ始めたりすることもよくあります。

そもそも、家庭でもコース料理のように、まずはサラダ、メイン、チーズ、デザート、と進んでいくので、全品を食卓に並べ切ることがあまりないように思います。

ですので、「いただきます」「ごちそうさま」というフレーズをそのまま訳すことができないのです。日本の食卓でフランス語を使う際には、

「On mange オン モンジュ!いただきます」

とミックスしたり、「ごちそうさま」については、日本の習慣としてそのまま

「Gochisou sama!」と言わせるのが自然です。


子どもとフランス語
【お友だちとのケンカ】

順番を守らないと。

Chacun son tour

シャ カン ソン トゥーる

ちょっと待っててね。

Tu attends.

トゥ アトン

君の番だよ。

à ton tour.

ア トン トゥーる

ちゃんと並んでね。

Fais la queue.

フェ ラ キューる

叩かないで。

Ne tape pas.

ヌ タプ パ

蹴ったら良くないよ。

C’est pas bien de donner un coup de pied.

セ パ ビアン ド ドネ アン クー ド ピエ

ごめんねって言ってね。

Dis pardon.

ディ パードン

小さい子を先に通してあげて。

Laisse passer le petit.

レセ パセ ル プチ

短いフレーズが多いです。2歳くらいになり、公園で走り回るようになると、だいぶ親の方も大変です。

お友だちとの関わりはまだ上手にできない年齢では、上記のようなフレーズを連発することになりますね。


子どもとフランス語
【公園から帰る】

子どもとフランス語【公園から帰る時】

お腹がすいた?

Tu as faim?

トゥ ア ファン

お家に帰りたい?

Tu veux rentrer à la maison?

トゥ ヴ ろントれ ア ラ メゾン

もうすぐ暗くなるからお家に帰ろう。

On rentre à la maison parce qu’il va faire noir.

オン ろントろ ア ラ メゾン パるス キル ヴァ フェーる ノアーる

もう暗くなったからお家に帰ろう。

On rentre, il fait noir.

オン ろントる イル フェ ノアーる

お日様がもうすぐ沈むよ。

Le soleil va bientôt se coucher.

ル ソレイユ ヴァ ビアントー ス クシェ

遅くまで外にいるとお化けが出るよ。

Les fantômes vont venir bientôt si tu restes tard dehors.

レ ファントム ヴォン ヴェニーる ビアントー スィ トゥ れステ ターる ドゥオーる

暗くなったら何も見えないよ。

On voit rien s’il fait noir.

オンヴォア りアン スィル フェ ノアーる


子どもとフランス語
【1日の終わり】

子どもとフランス語
【1日の終わり】

楽しかったね。

C’ était très amusant.

セテ トれ ザミューゾン

疲れちゃったの?

Tu es fatigué?

トゥ エ ファティゲ

たくさん遊んだね。

Tu as bien joué.

トゥ ア ビアン ジュエ

がんばって歩いてね。

Tu marches jusqu’à la maison

トゥ マルシュ ジュスカ ラ メゾン

明日も公園に行こうね。

On retourne au parc demain.

オン ろトゥーヌ オ パるく ドゥマン


いかがでしたか?子どもに声をかけるフレーズは、わりと簡単な文法のものも多く、また大体決まったフレーズです。

基本のフレーズを覚えて、応用してみて下さいね。