フランスの恋愛映画は、必ずしも若いカップルを描いたものだけではありません。年齢を重ねても、また恋をしたくなるような、様々な愛の形を描いた作品もたくさんあります。
愛の国フランス。青春時代のフレッシュな恋愛、夫婦の愛、不倫・・・
フランス映画でおすすめの恋愛映画を紹介いたします。
もくじ
憧れのパリで恋愛
「モンテーニュ通りのカフェ」
パリデビューで新たな出会い
フランス語タイトル
Fauteuils d’orchestre
(フットゥイユ・ドーケストる)
憧れのパリ。
そこに降り立った、主人公ジェシカのワクワク感。
初めて旅行でパリを歩いて回ったときの自分の気持ちを重ね、パリの素敵なカフェや風景に酔いしれます。
でも、きっとそこで生活してゆくのは、大変なことでしょうね。
(家賃も高いし、人も冷たいし、みんな忙しそうにしてるし・・・まるで慌ただしい東京の生活のよう)
映画はパリに実在する名門カフェが舞台。
一つのカフェが物語の中心として存在し、そこで働く人、カフェを毎朝飲みに来る人、カフェの近くの劇場に関わる人、など、さまざまな人生が描かれます。
個性的なキャラクター、それぞれの人間がそれぞれのドラマを繰り出してゆくので、一度にいくつものドラマを見たお得感。
主演はセシル・ドゥ・フランス。
パリ+恋愛映画をお探しなら、まずはこれを見て下さい!爽やかな王道の恋愛映画として、おすすめです。
「タイピスト」
50年代ファッションが素敵すぎる!
フランス語タイトル
Populaire (ポピュレーる)
ノルマンディーの田舎で小さな父親の雑貨店を手伝う主人公のローズ。
自分の人生を自力で切り開きたいと、得意のタイピングを生かして街の保険会社の秘書の座を手に入れる。
雇い主のルイは、タイプライター早打ち大会への出場を促す。そしてルイが厳しい指導を進める一方、ローズはルイへの恋心を芽生えさせていく……。
この映画の何が素敵って、まず、当時のファッション。
50~60年代風のワンピースの着こなし方やヘアースタイルは、女性としては眺めているだけで楽しいもの。
しかし、この映画をおすすめする理由はビジュアルだけではありません。主人公ローズがタイピングの大会で勝ち上がっていく姿には、パワーをもらえます。
サクセスストーリーとしても、芯のある映画です。
恋愛映画としては、「上司と部下の愛」
厳しい上司にうんざりしながらも、一つのものを目指してゆくうちに、お互いにひかれていってしまうのです。
ファッションにうっとりし、頑張る主人公の姿にパワーをもらい、さらにフランス人の恋愛事情もうかがえる、一石三鳥の盛りだくさんの映画。
フランス映画祭で観客賞を獲得した映画。
「アメリ」恋愛=妄想力が大事?!超有名映画
フランス語タイトル
Le Fabuleux Destin d’Amélie Poulain
フランスで国民的大ヒットを記録した映画。
言わずとしれた王道のフランス映画ですが、改めてじっくり見直してみると、パリの風景の美しさや、細かい室内の装飾のディテールなどにもハッとさせられます。
アメリの想像の世界と現実の世界の行き来も大変面白く、女の子が恋愛した時の想像力ってすごいよね、と共感するばかりです。
あらすじ:周りの人間とコミュニケーションを取るのが苦手な主人公アメリは、22歳になった今でも、周りの人々を観察しては自分の想像の世界で楽しんでいた。そんなアメリにも気になる男性が現れた。自分の感情に戸惑うアメリは、気持ちをどう切り出してよいのかわからず、自分が幸せになる方法を見つけられない・・・
秘密の関係、不倫・禁断の愛
「ボヴァリー夫人とパン屋」完全なる大人向け映画
不倫、妄想、覗き見・・・というのがこの映画のキーワードです。でもなぜだかドロドロしておらず、コメディ映画と言っても良いほど軽快な映画なのです。
しかし家族で見ることはおすすめしません。一人でひっそり、鑑賞して下さい。
周りからは幸せそうに見えるけれど、実は人生に退屈している・・・退屈さやぼんやりとした不満から連れ出してくれるものや人を、常に探している。
あなたの周りにも、そういう女性がいませんか?または、あなた自身、私自身がそうであるかもしれない。
フローベールの小説「ボヴァリー夫人」を題材にした映画です。
「ボヴァリー夫人」は有名な文学作品。フランス文学に詳しくなくても、名前だけは聞いたことがある、という方もいらっしゃるのでは?
フローベールの小説「ボヴァリー夫人」は、修道女から医者の妻になり、不倫、借金、自殺と、波瀾万丈な女性の人生を描いた作品。
こちらの映画「ボヴァリー夫人とパン屋」は、小説に出てくるボヴァリー夫人にそっくりな「ジェマ・ボヴァリー」に密かに思いを寄せる、パン屋のおじさんの目線で描かれます。
夫婦愛、不倫、などが恋愛映画としてのジャンルでしょう。
昼ドラを見ているような気持ちで、ドキドキしながら鑑賞できる、大人向けの映画ですが、決して後味の悪いストーリーではありません。
あらすじ:パン屋を営むマルタンは小説「ボヴァリー夫人」を読みふけっていたが、ある日、なんと小説の主人公にそっくりな、ジェマ・ボヴァリーが夫と移り住んでくる。マルタンは美しいジェマに惹かれていく中、ジェマが若い学生と不倫する様子を密かに目撃し・・・
「屋根裏部屋のマリアたち」複雑な関係に悩む恋愛
フランス語タイトル:les femmes du 6ème étage
フランス人資産家とスペイン人メイドたちとの心の触れあいをハートウォーミングに描いたヒューマン・コメディ。
あらすじ:資産家のジャンは、パリにやって来たばかりのマリアをメイドとして雇うことにする。勤勉で優秀なマリアをジャンは大いに気に入る。屋根裏部屋で暮らすスペイン人メイドたちと親しくなったジャンは、故郷を離れ、異国で懸命に働く彼女たちの活力溢れる姿に共感と親しみを感じると、自らの生き方を見直すようになる。そして、美しいマリアに惹かれて行くのであった。
資産家とメイドという複雑な立場の恋愛。
「禁断の恋」とも言えます。しかし、それぞれの生き方や選択に感動し、心の温まる恋愛映画となっています。
一昔前のお金持ち階級の夫人の生活も一つの要素として興味深く描かれ、フランス人のブルジョワ階級の家庭がどんなものかも垣間見えます。
熟年離婚?結婚?夫婦の愛
フランス映画には、家族愛でなく、恋愛としての夫婦愛を描いたものが、日本の映画よりも多いように思われます。
長年連れ添った夫婦。愛がなくなったときに、どのような生き方を選ぶのか?
はたまた、愛は復活させるにはどうしたら良いのか?
恋愛映画は、若い人たちだけのものにしておくのはもったいない。歳をとっても、大切な何かを思い出させてくれるような優れものの恋愛映画が、あるのです。
「間奏曲はパリで」年を重ねても冒険心が大事!
フランスの大女優、イザベル・ユペール主演。
あらすじ:ノルマンディで農場を営む夫婦は、穏やかで平凡な毎日を送っていた。ある日、隣家のパーティーで魅力的なパリジャン・スタンと出会う。妻・ブリジットは彼を追いかけてパリへ・・・
田舎の退屈な暮らしに飽きて、パリで2泊3日の小旅行。そう聞くと、なんだか少し後ろめたいストーリーかと思ってしまいますが、主人公のチャーミングな姿が、それを全く感じさせません。
妻の、ひとときの浮気心にショックを受けながらも、見守る姿勢の夫の行動一つ一つにも、胸が熱くなります。
若い方にはピンと来ない内容かもしれませんが、この映画の主人公ブリジットのように、年を重ねてもなお、冒険心に溢れる素敵な中年女性にぜひ見ていただきたいフランス映画です!
「偉大なるマルグリット」夫に愛されるためにはどうしたら・・
ひどい音痴にもかかわらず、人前で歌を披露することに喜びを見いだしたマダムの数奇な運命を描く悲喜劇。
あらすじ:パリ郊外の邸宅での恒例の音楽会。主催者のマルグリット・デュモン伯爵夫人は絶望的なほど音痴だったが、本人だけが気付いておらず…。やがて、マルグリット夫人は人前で歌う事に生きがいを見出し、コンサートを夢見て歌のレッスンを受ける。果たしてコンサートはどうなるのか・・・
マルグリットが人前で歌うのは、なぜ?
一体いつ、誰が、どうやって、彼女に音痴だということをわからせるのか?
夫に愛されない寂しさが根底に流れ、コメディ映画でもありながら、どこか物悲しさを感じてしまう、不思議なお話。
前半は大いに笑って、後半は少し胸をキュンとさせて。
一つの夫婦の愛の形を、鑑賞して欲しいのです。
「未来よ こんにちは」熟年離婚を切り出されたら
フランス語タイトル:L’AVENIR(ラヴェニール)
パリの高校で哲学を教えているナタリーは、同じ哲学教師の夫と独立している二人の子供がいる。パリ市内に一人で暮らす母の介護に追われながらも充実した日々。
そんなある日、突然夫から、好きな人ができた、と打ち明けられる。
おすすめポイント
死ぬまで一緒だと当然思っていたのに、という主人公のセリフが印象的。
突然離婚を夫から切り出されるという展開が、一人の平凡な主婦として他人事とは思えず、最後まで見てしまった。
幸せな家庭を築き、子どもたちが独立した後の、熟年離婚と、「お一人様」としての女性の生き方を淡々と描いている。
「冬時間のパリ」誰も悪くないW不倫がフランスらしい
フランス語タイトル:Doubles vies(ドゥブル・ヴィ)
紙からデジタルへ、テクノロジーの進化と共に変化を迫られるパリの出版業界。
敏腕編集者のアランも、現代化に順応しようとするがどうしても割り切れない。
アランが最近出版を断ったのは、自分の恋愛体験をありのままに書きすぎて炎上する小説家レオナール。しかし実は、レオナールはアランの妻で女優のセレナと秘密の関係にある。
そしてアランも、デジタル化担当の部下と不倫の関係にあった。
おすすめポイント
ネットによる時代の変化の議論と、夫婦・不倫などがメインテーマになって物語は進みます。
不倫を描いているのに、不思議と嫌な感じがせずさらっとしているのは、フランス映画のなせる技なのでしょうか。
秘密の関係を打ち明けるシーンは、この映画の一つの見どころです。
ものすごく大きな事件があるわけでもなく、ドラマティックなBGMが流れて涙を誘うわけでもなく、静かな映画です。
W不倫がサラッと、どこにでもある出来事として描かれている感が、フランス映画らしいと感じます。そして、どの登場人物も悪くないのです。
ラブコメディでハッピーな気持ち
「地上5センチの恋」恋愛で第二の人生を
夫に先立たれた平凡な中年女性と人気ロマンス作家のキュートな恋模様をファンタジックに綴る大人のラブ・コメディ。主演カトリーヌ・フロ
おすすめポイント
韓流スターにハマる主婦、ジャニーズJrにハマる主婦、など、何かに夢中になっている女性の可愛らしさ・・。カトリーヌ・フロが、その何とも言えない幸せ感を再現していて、見ている方も楽しい気持ちに。ただ、それだけでは終わらないのがこの映画の良いところで、日常の中のプチ幸せから、女性の強さや人生の素敵さを描いた大きなスケールに発展してゆきます。
「パリ、嘘つきな恋」男性も楽しめる恋愛映画
公式サイトから引用 https://paris-uso.jp
ひょんなことから車椅子に座っていたプレイボーイのジョスラン。彼は偶然出会った美女・ジュリーの気を引くために「自分は車椅子生活だ」と嘘をつく。すると、嘘を信じた彼女から姉を紹介されて…。
おすすめポイント
障害が恋の足かせになるのか?など考えさせられる映画かと思いきや、ベースはコメディ。最初の20分ほどは、これ、男性が好きそうな映画だな、と思いましたが、ストーリーが展開してゆく内に、女性の気持ちに共感、そしてものすごく勇気をもらいました。
「おとなの恋の測り方」心の広さこそ愛
美人で仕事もできる弁護士のディアーヌ。
ある日スマホをレストランに忘れたことをきっかけに、運命的に一人の男性と知り合いに。電話で話す彼はとっても優しく、ユーモアに溢れている。
初めての待ち合わせの日、彼女の前に現れたのはもちろん素敵な男性。
けれど、”かなり”背が低い、136センチの男性だった。
おすすめポイント
背の低い男性役の俳優が、ジャン・デュジャルダン。彼は本来身長180センチ以上あるのだが、この映画の中では CGにより、身長136センチと小さくなっている。
障害者を描いた映画は、どうしても悲観的な内容になりがちだが、しかしこの映画は、常に明るく、まったく悲観的にならない主人公のおかげで、とても見やすい。
国際結婚!国や文化を超えた恋愛
「最高の花婿」
フランス語タイトル:
QU’EST-CE QU’ON A FAIT AU BON DIEU ?
フランスならではの、多国籍な恋愛事情を堪能できます。
自分たちは敬虔なカトリック教徒なのに、4人の娘たちの婿は、ユダヤ人、アラブ人、中国人、そして、コートジボワール人。色とりどりの家族に愛と平和は訪れるのか?文化やの違いを、ユーモアを交えながら描く。
こちら、「ラブラブな恋愛映画」ではありません。
フランスの「結婚観」や、文化の違いを含めた「夫婦の事情」に興味がある方におすすめです。
王室・貴族の恋愛事情
「モリエール恋こそ喜劇」なぜか心が惹かれ合う
17世紀のフランスで多くの喜劇作品を残した劇作家・モリエール。売れない俳優だった彼が喜劇王と呼ばれるようになっていくその半生をつづる伝記ドラマ。
喜劇作家モリエールの生涯で、空白となっている数カ月間を描くフィクション。
おすすめポイント
当時の社交界の駆け引きが楽しめる。
ちょっとした仕草な習慣が描かれているシーンを見ながら、「貴族」を楽しむ。
女性目線では、自分は結婚しているにも関わらず、若い俳優に俳優に惹かれていってしまう夫人に感情移入。
「王妃マルゴ」王室のドロドロの恋愛
フランス語タイトル:LA REINE MARGOT
こちらの映画は、ドロドロした宮廷の恋愛が好きな方にはおすすめです!
昔は、特に王室では親戚同士で結婚したり、恋愛する事が特に珍しくなかったのでしょう。この映画を見ていると、
「えっ、また別の男性と恋愛・・?」とたびたび思わずにいられませんでした。
宗教革命に揺れる動乱の16世紀フランスの宮廷を舞台に、「アデルの恋の物語」のアジャーニが、愛に生きた女--王妃マルゴを演じた一大ラブ・ロマンス。原作はA・デュマの同名小説。
確かにマルゴの美しさには見とれてしまいます。周囲の男性も皆イケメン俳優揃いなので、目の保養になります。
「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路」身分を超えた愛
実在した人物、モーツァルトの姉ナンネルが主人公。
身分を超えた恋愛です。
フランス、ルイ14世の時代。王室に出入りする音楽家である、モーツァルトの家族。
女性であるが故に、その音楽の才能を生かされなかったナンネルの悲しい人生とその恋愛が描かれています。
フランス=”愛”のイメージを印象付けた「ロシュフォールの恋人」
「フランス人と言えば、愛」と言うイメージそのものの映画を最近見ました。カトリーヌ・ドヌーヴ主演のミュージカル映画で大変有名な「ロシュフォールの恋人」です。
映画のポイント
- みんな恋をしたがっている
- みんなが理想の相手を求めている
- なのですぐ恋に落ちる
- 街角で出会いがち
- すぐ踊っちゃう
- 町の住人が美男美女
- おじいさんもダンディ
ストーリー展開はしっかりしていますが、お話の内容自体は、軽めです。あまり深く考えずに鑑賞できます。アラサーを過ぎた年代あたりからは、「いやそんなわけないだろ」とツッコミながら見てしまうかもしれません。
あくまで映画の世界観ですが、「ロシュフォールの恋人」を見た当時の日本人が、「フランス人て”愛してる”とすぐ言うんだ!」「フランス人てみんな美男美女なんだ」のようなイメージを持ったとしても不思議ではないと思います。
ショーウインドーの青い絵を見た女性が、同僚に対して
「あら、青ってあなた好きだったわよね。彼も青い目をしてるわよ。」
「そう、私ブルーの目が好きなのよ」
で、通りがかった青い目の水兵と肩を組んで去ってゆくシーンなど、カジュアルに恋が始まっていくシーンの数々に、衝撃を受けました。
フランス人のカップルの行動
さて、「ロシュフォールの恋人」は恋愛を描いた有名な映画ですが、実際のフランス人はどうなのでしょう?フランス人の女性の中には、「フランスは愛の国というイメージは、フランス映画の影響。」と否定する方もいます。もちろん、恋愛観は個人によるものだという前提です。
出会いについて。ナンパは日本人よりも多い
さて、ナンパは日本人よりも頻繁だそうです。「女の子が産まれたら、絶対にフランスで育てたくない」と言うフランス人の意見を聞いたことがあります。そのくらい、フランスの男性の中には、すれ違った女の子が可愛ければ、すぐヒューと口笛を吹いたりする人もいるそうです。しかし、フランス人男性が皆ナンパ師だというわけではありません。
最近増えた出会い方を聞いてみると、日本と同じく、「アプリでの出会い」だそうです。馴初めが、「出会い系サイト」のカップルも、増えているそうです。
カップルはどこでもイチャイチャ
フランス人のカップルは人前でもキスをします。(これも、もちろん例外はあるとは思いますが。)ご年配のカップルでも、キスをします。おじいちゃんとおばあちゃんが、孫の結婚パーティーでキスをしているのを見たことがあります。
家族でいる時も、家に連れてきた恋人に抱きついたり、手を繋ぐのはよくある事です。
夫婦になっても、子どもができても常にカップル
フランスでは、夫婦単位で行動することが多いです。ホームパーティに招かれた時も夫婦単位で参加することが多いです。子どもができても、夫婦の時間は大切にする、というフランス人の習慣を書いた本が流行っていましたが、実際に20代のフランス人女性に聞いてみると、「子どもを預けてデートに行くのは当然」とのことです。子ども向けの絵本やアニメでも、「今日はパパとママがお出かけだから、ベビーシッター(ヌウヌウ)とお留守番」というお話をよくみます。
挨拶がキスだから、愛の国。「ビズ」について
フランス人といえば、「挨拶にキス」というイメージを持つ方は、わりと多いのではないでしょうか?フランス人の家庭にホームステイに行かれたり、フランスの学校に通われたことのある方、また、日本でフランス人と接する機会のある方は、この”挨拶のキス”について、一度は戸惑ったこともあると思います。
いつするの?出会った時と、別れる時の2回?初めて会った人ともビズをするの?道で出会って、すぐに別れる時なども、必ずするの?
嫌いな人ともする?したくない時は?
など・・・
女性も男性もビズをしますが、男の人の場合は、よく知っている人としかしない場合もあります。
20年前は、男性同士ではビズはあまりしなかったのだそうです。現在は、仕事仲間、家族、友達など、昔よりも男性もビズをよくするようになったのだそうです。
フランス=愛の国。そのイメージは、挨拶のビズからくるのかもしれませんが、確かに、フランス人は愛情表現が日本人より直接的かもしれませんね。
愛情表現も豊かなフランス語
恋人や子どもを呼ぶときの愛称も、フランス語にはたくさんあります。
Mon amour(モナムール)・・・僕の(私の)愛する人
Mon cœur(モン・キューる)・・・僕の(私の)スイートハート
Mon ange(モンナンジ)・・・僕の(私の)天使
Mon bébé(モン・べべ)・・・僕の(私の)ベイビー
Mon chère(モン・シェー)・・・僕の愛しい人
Mon chéri(モン・シェリ)・・・僕のダーリン
Ma chérie(マ・シェリ)・・・私のダーリン
Mon petit(モン・プティ)・・・私の小さな男の子
Ma petite(マ・プティート)・・・僕の小さな女の子
Mon trésor(モン・トレズール)・・・僕の(私の)宝物
Mon bijou(モン・ビジュ)・・・僕の宝石
Ma belle(マ・ベル)・・・僕の美しい人
いかがでしたか?
フランス映画の中でも特に人気の、恋愛映画のジャンルで映画を集めてみました。
恋愛映画を見てフランスの俳優の素敵な振る舞いを眺めるも良し、ロマンティックな映画で女子力を高めるも良し、、
映画を見ながら、フランス人の恋愛観も知ることができて、フランス文化への理解も深まりますね。
映画を楽しむだけでなく、フランス語フレーズを映画から学びたい方はこちらの「映画クラスレポート集」をお役立て下さい!↓
https://dfr.tokyo/category/eiga-rapport/