フランス恋愛映画から【フランス人の恋愛・結婚】を考察する。フランスのおすすめ恋愛映画紹介

フランスの恋愛映画は、必ずしも若いカップルを描いたものだけではありません。年齢を重ねても、また恋をしたくなるような、様々な愛の形を描いた作品もたくさんあります。

フランス映画でおすすめの恋愛映画を紹介いたします。

パリの風景が出てくる恋愛映画。


「モンテーニュ通りのカフェ」爽やかな王道の恋愛映画

パリに実在する名門カフェを舞台に、店に集う人々の様々な人生模様を軽妙な会話劇で描き出す人情ストーリー。 主演はセシル・ドゥ・フランス。モンテーニュ通りのカフェ詳細ページへ

田舎からパリに来た主人公の新しい出会いが主軸になっていますが、周りの人々の個性的な生きざまも見逃せません。

爽やかな王道の恋愛映画として、おすすめです!
(フランス語タイトル:Fauteuils d’orchestre)

「タイピスト」スポ根恋愛映画!アクティブな女性におすすめ!

フランス映画祭で観客賞を獲得した映画。 田舎育ちの女性が世界最速のタイピストを目指す物語で、1950年代のフランスを舞台にしています。タイピスト詳細ページへ

あらすじ:田舎の雑貨店を営む父の反対を押し切って、人気の仕事「秘書」の試用期間として働き始めたローズ。雇い主ルイに命じられ、早打ちコンテストのために特訓を始める。ルイとの奇妙な同居生活を通じて、ローズは”鬼コーチ”であるはずのルイの真実の姿に気付いていく。

50~60年代のファッションにうっとりし、頑張る主人公の姿にパワーをもらい、さらにフランス人の恋愛事情もうかがえる、一石三鳥の盛りだくさんの映画!

(フランス語タイトル:populaire )

「アメリ」恋愛=妄想力が大事?!恋がしたくなる映画

パリモンマルトルを舞台に、パリジャンの日常を描き、フランスで国民的大ヒットを記録した。

あらすじ:周りの人間とコミュニケーションを取るのが苦手な主人公アメリは、22歳になった今でも、周りの人々を観察しては自分の想像の世界で楽しんでいた。そんなアメリにも気になる男性が現れた。自分の感情に戸惑うアメリは、気持ちをどう切り出してよいのかわからず、自分が幸せになる方法を見つけられない・・・

言わずとしれた王道のフランス映画ですが、改めてじっくり見直してみると、パリの風景の美しさや、細かい室内の装飾のディテールなどにもハッとさせられます。

アメリの想像の世界と現実の世界の行き来も大変面白く、女の子が恋愛した時の想像力ってすごいよね、と共感するばかりです。

フランス語タイトル:Le Fabuleux Destin d’Amélie Poulain

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秘密の関係、不倫・禁断の愛を描いたドキドキなフランス映画

「ボヴァリー夫人とパン屋」笑ってドキドキする大人向け映画

小説と現実を混同する男が巻き起こす、ユーモア溢れる官能ファンタジー。

主人公マルタンのユーモラスな行動が面白く、コメディ映画としてもおすすめできそうな、恋愛映画。

不倫現場にドキドキしながら鑑賞できる、大人向けの映画ですが、決してドロドロした、後味の悪いストーリーではありません。

あらすじ:パン屋を営むマルタンは小説「ボヴァリー夫人」を読みふけっていたが、ある日、なんと小説の主人公にそっくりな、ジェマ・ボヴァリーが夫と移り住んでくる。マルタンは美しいジェマに惹(ひ)かれていく中、ジェマが若い学生と不倫する様子を密かに目撃し・・・

イギリスの絵本作家ポージー・シモンズが、フランスの文豪ギュスターヴ・フローベールの代表作「ボヴァリー夫人」を題材にした著書を実写化。ボヴァリー夫人とパン屋詳細ページへ

「屋根裏部屋のマリアたち」複雑な関係に悩む恋愛

映画紹介写真

フランス人資産家とスペイン人メイドたちとの心の触れあいをハートウォーミングに描いたヒューマン・コメディ。屋根裏部屋のマリアたち詳細ページへ

あらすじ:資産家のジャンは、パリにやって来たばかりのマリアをメイドとして雇うことにする。勤勉で優秀なマリアをジャンは大いに気に入る。屋根裏部屋で暮らすスペイン人メイドたちと親しくなったジャンは、故郷を離れ、異国で懸命に働く彼女たちの活力溢れる姿に共感と親しみを感じると、自らの生き方を見直すようになる。そして、美しいマリアに惹かれて行くのであった。

この映画は、ストーリーの終わり方が個人的には好きです。資産家とメイドという複雑な立場の恋愛ですが、それぞれの生き方や選択に感動し、心の温まる恋愛映画となっています。

一昔前のお金持ち階級の夫人の生活も一つの要素として興味深く描かれ、フランス人のブルジョワ階級の家庭がどんなものかも伺えます。

先ほど紹介した、「ボヴァリー夫人とパン屋」と同じ俳優が主人公として出演しています。

(フランス語タイトル:les femmes du 6ème étage)


年を重ねたカップルの愛。問題を乗り越えながら築く夫婦の変わらぬ愛情に感動。

「間奏曲はパリで」年を重ねても冒険心が大事!

映画紹介画像、エッフェル塔

フランスの大女優、イザベル・ユペール主演。

あらすじ:ノルマンディで農場を営む夫婦は、穏やかで平凡な毎日を送っていた。ある日、隣家のパーティーで魅力的なパリジャン・スタンと出会う。妻・ブリジットは彼を追いかけてパリへ・・・

田舎の退屈な暮らしに飽きて、パリで2泊3日の小旅行。そう聞くと、なんだか少し後ろめたいストーリーかと思ってしまいますが、主人公のチャーミングな姿が、それを全く感じさせません。

妻の、ひとときの浮気心にショックを受けながらも、見守る姿勢の夫の行動一つ一つにも、胸が熱くなります。

若い方にはピンと来ない内容かもしれませんが、この映画の主人公ブリジットのように、年を重ねてもなお、冒険心に溢れる素敵な中年女性にぜひ見ていただきたいフランス映画です!

間奏曲はパリで詳細ページへ

「偉大なるマルグリット」一つの夫婦の愛の形を垣間見れる映画

ひどい音痴にもかかわらず、人前で歌を披露することに喜びを見いだしたマダムの数奇な運命を描く悲喜劇。

あらすじ:パリ郊外の邸宅での恒例の音楽会。主催者のマルグリット・デュモン伯爵夫人は絶望的なほど音痴だったが、本人だけが気付いておらず…。やがて、マルグリット夫人は人前で歌う事に生きがいを見出し、コンサートを夢見て歌のレッスンを受ける。果たしてコンサートはどうなるのか・・・

これは、恋愛映画としておすすめして良いのか迷いました。なぜなら、主人公のマルグリットがピエロのように人前で音痴をさらしてゆくのは、夫に愛されない寂しさが根本になっていると思われるからです。

しかし、一つの夫婦の愛の形として、鑑賞して欲しいのです。

悲喜劇、と紹介されるように、まず設定が笑えるので、前半は大いに笑って、後半は少し胸をキュンとさせて鑑賞できる事でしょう。

偉大なるマルグリット詳細ページへ


国際結婚を考えている人は必見!国や文化を超えた恋愛は、フランスならでは。

最高の花婿
(QU’EST-CE QU’ON A FAIT AU BON DIEU ?)

フランス映画紹介

フランスならではの、多国籍な恋愛事情を堪能できます!

自分たちは敬虔なカトリック教徒なのに、4人の娘たちの婿は、ユダヤ人、アラブ人、中国人、そして、コートジボワール人。色とりどりの家族に愛と平和は訪れるのか?文化やの違いを、ユーモアを交えながら描く。

こちら、「ラブラブな恋愛映画」ではありません。フランスの「結婚観」や、文化の違いを含めた「夫婦の事情」に興味がある方におすすめです。

恋愛に限らず、フランスに興味のある女性なら、必見ですよ!

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【番外編】昔の時代の恋愛。王室の恋愛事情はドロドロだった?

王妃マルゴ

こちらの映画は、ドロドロした宮廷の恋愛が好きな方にはおすすめですよ!

宗教革命に揺れる動乱の16世紀フランスの宮廷を舞台に、「アデルの恋の物語」のアジャーニが、愛に生きた女--王妃マルゴを演じた一大ラブ・ロマンス。原作はA・デュマの同名小説。

昔は、特に王室では親戚同士で結婚したり、恋愛する事が特に珍しくなかったのでしょう。この映画を見ていると、えっまた別の男性と恋愛・・?と思わずにいられませんでした。

確かにマルゴの美しさには見とれてしまいます。周囲の男性も皆イケメン俳優揃いなので、そういった意味はおすすめです。

フランス語タイトル:LA REINE MARGOT

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フランス=”愛”のイメージを印象付けた映画「ロシュフォールの恋人」

「フランス人と言えば、愛」と言うイメージそのものの映画を最近見ました。カトリーヌ・ドヌーヴ主演のミュージカル映画で大変有名な「ロシュフォールの恋人」です。

映画のポイント

  • みんな恋をしたがっている
  • みんなが理想の相手を求めている
  • なのですぐ恋に落ちる
  • 街角で出会いがち
  • すぐ踊っちゃう
  • 町の住人が美男美女
  • おじいさんもダンディ

ストーリー展開はしっかりしていますが、お話の内容自体は、軽めです。あまり深く考えずに鑑賞できます。アラサーを過ぎた年代あたりからは、「いやそんなわけないだろ」とツッコミながら見てしまうかもしれません。

あくまで映画の世界観ですが、「ロシュフォールの恋人」を見た当時の日本人が、「フランス人て”愛してる”とすぐ言うんだ!」「フランス人てみんな美男美女なんだ」のようなイメージを持ったとしても不思議ではないと思います。

ショーウインドーの青い絵を見た女性が、同僚に対して

「あら、青ってあなた好きだったわよね。彼も青い目をしてるわよ。」

「そう、私ブルーの目が好きなのよ」

で、通りがかった青い目の水兵と肩を組んで去ってゆくシーンなど、カジュアルに恋が始まっていくシーンの数々に、衝撃を受けました。

フランス人のカップルの行動

さて、「ロシュフォールの恋人」は恋愛を描いた有名な映画ですが、実際のフランス人はどうなのでしょう?フランス人の女性の中には、「フランスは愛の国というイメージは、フランス映画の影響。」と否定する方もいます。もちろん、恋愛観は個人によるものだという前提です。

出会いについて。ナンパは日本人よりも多い

さて、ナンパは日本人よりも頻繁だそうです。「女の子が産まれたら、絶対にフランスで育てたくない」と言うフランス人の意見を聞いたことがあります。そのくらい、フランスの男性の中には、すれ違った女の子が可愛ければ、すぐヒューと口笛を吹いたりする人もいるそうです。しかし、フランス人男性が皆ナンパ師だというわけではありません。

最近増えた出会い方を聞いてみると、日本と同じく、「アプリでの出会い」だそうです。馴初めが、「出会い系サイト」のカップルも、増えているそうです。

カップルはどこでもイチャイチャ

フランス人のカップルは人前でもキスをします。(これも、もちろん例外はあるとは思いますが。)ご年配のカップルでも、キスをします。おじいちゃんとおばあちゃんが、孫の結婚パーティーでキスをしているのを見たことがあります。

家族でいる時も、家に連れてきた恋人に抱きついたり、手を繋ぐのはよくある事です。

夫婦になっても、子どもができても常にカップル

フランスでは、夫婦単位で行動することが多いです。ホームパーティに招かれた時も夫婦単位で参加することが多いです。子どもができても、夫婦の時間は大切にする、というフランス人の習慣を書いた本が流行っていましたが、実際に20代のフランス人女性に聞いてみると、「子どもを預けてデートに行くのは当然」とのことです。子ども向けの絵本やアニメでも、「今日はパパとママがお出かけだから、ベビーシッター(ヌウヌウ)とお留守番」というお話をよくみます。

挨拶がキスだから、愛の国。「ビズ」について

フランス人といえば、「挨拶にキス」というイメージを持つ方は、わりと多いのではないでしょうか?フランス人の家庭にホームステイに行かれたり、フランスの学校に通われたことのある方、また、日本でフランス人と接する機会のある方は、この”挨拶のキス”について、一度は戸惑ったこともあると思います。

いつするの?出会った時と、別れる時の2回?初めて会った人ともビズをするの?道で出会って、すぐに別れる時なども、必ずするの?

嫌いな人ともする?したくない時は?

など・・・

女性も男性もビズをしますが、男の人の場合は、よく知っている人としかしない場合もあります。

20年前は、男性同士ではビズはあまりしなかったのだそうです。現在は、仕事仲間、家族、友達など、昔よりも男性もビズをよくするようになったのだそうです。

フランス=愛の国。そのイメージは、挨拶のビズからくるのかもしれませんが、確かに、フランス人は愛情表現が日本人より直接的かもしれませんね。

愛情表現も豊かなフランス語

恋人や子どもを呼ぶときの愛称も、フランス語にはたくさんあります。

Mon amour(モナムール)・・・僕の(私の)愛する人
Mon cœur(モン・キューる)・・・僕の(私の)スイートハート
Mon ange(モンナンジ)・・・僕の(私の)天使
Mon bébé(モン・べべ)・・・僕の(私の)ベイビー
Mon chère(モン・シェー)・・・僕の愛しい人
Mon chéri(モン・シェリ)・・・僕のダーリン
Ma chérie(マ・シェリ)・・・私のダーリン
Mon petit(モン・プティ)・・・私の小さな男の子
Ma petite(マ・プティート)・・・僕の小さな女の子
Mon trésor(モン・トレズール)・・・僕の(私の)宝物

Mon bijou(モン・ビジュ)・・・僕の宝石
Ma belle(マ・ベル)・・・僕の美しい人


いかがでしたか?

フランス映画の中でも特に人気の、恋愛映画のジャンルで映画を集めてみました。

恋愛映画を見てフランスの俳優の素敵な振る舞いを眺めるも良し、ロマンティックな映画で女子力を高めるも良し、、

映画を見ながら、フランス人の恋愛観も知ることができて、フランス文化への理解も深まりますね。


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