フランス語の挨拶ていねい解説【音声&一覧表】旅行編・日常会話編「ありがとう」「こんにちは」

フランス語挨拶。フランス旅行で役立つ基本フレーズと、さらにフランス人と仲良くなった時に便利な日常会話に役立つフレーズを紹介します。フランス旅行での具体的な使い方のポイントやマナーも紹介。まずは一覧、そのあとにしっかり説明してゆきますので、最後までご覧下さいね。発音も学べる、音声付き。フランス語挨拶を実際に口に出して言ってみましょう。

フランス語の挨拶【旅行編】一覧表

日本語フランス語読み方
おはようBonjourボンジューる
こんにちはBonjourボンジューる
こんばんはBonsoirボンソワーる
ありがとうMerciメるシー
初めましてEnchanté(e)オンションテ
元気?ça va?サヴァ?
すみませんExcusez-moiエクスキュゼモア
ごめんなさいJe suis désolé(e)ジュスィ デゾレ
またねA bientôtアビアントー
さようならAu revoirオーる ヴォア 
お願いします S’il vous plaîtスィル ヴ プレ

※読み方はカタカナ表記ですが、Rの発音は、ひらがなで記載しました。Rは喉の奥を鳴らすような発音になりますので、日本語のラリルレロの発音とは違います。

フランス語挨拶【旅行編】使い方やマナーも解説

こんにちは「Bonjour」
ボンジュール

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フランス語では、朝でも昼でも、ボンジュールです。だいたい夕方5時くらいまではボンジュールを使います。親しい人同士では、salut(サルー!)と軽く挨拶をすることも多いです。日本でも、友達同士で待ち合わせた時には、改まって「こんにちは」とあまり言いませんよね。それと同じような事です。

フランス旅行で役立つポイント

フランスに旅行に行って、お店に入ったら、「ボンジュール」をお客さんの方からも言います。日本のように、店の人が「いらっしゃいませ」を言い、客は無言、では、フランス人にとってはちょっと失礼な客になってしまいます。

しかしながら日本人はこちらから話しかけるのが苦手ですから、例えばこんな感じでボンジュールを言ってみるといいと思います。

フランスの旅行でショッピングをする時、小さな店なら、入ったら店の人は「ボンジュール」と言ってくれるはずです。笑顔で「ボンジュール」と返しましょう。「ボンジュール、マダム」と、後ろにマダム(フランス語で、女性を呼ぶときに使う言葉)、またはムシュー(男性を呼ぶ時)をつけると、より丁寧な印象になりフランス人に喜ばれます。

フランスの大きな店(例えばユニクロ級の規模の広い洋服屋)の場合には、店に入ったときに挨拶しやすい範囲に店員がいないこともあります。そんな時には、わざわざ大きな声で「ボンジュール!」と叫ばなくても大丈夫です。

店員は品出しなどで忙しい場合もありますから、店を歩いていて、フランス人の店員とすれ違ったら、「ボンジュール」と挨拶しましょう。

こんばんは「Bonsoir」ボンソワール

だいたい夕方5時を過ぎたくらいから、夜の挨拶「ボンソワール」になります。明確な時間は決まっていませんので、なんとなくで大丈夫です。フランスでは夏には夜でも昼間のように明るいので違和感がありますが、「ボンソワール」で挨拶します。

ありがとう「Merci」
メルシー

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メルシーは感じの良い言葉です。ありがとうを言われて、嫌な気分になる人はいませんよね。フランス旅行では、例えば、道を譲ってくれた人や、店員さんなど知らないフランス人にも「メルシー」を笑顔で言うと、笑顔で挨拶してくれます。

もっと丁寧な表現としては、

Merci beaucoup

メルシーボクー

があります。かと言って、目上の人に対して、「メルシー」だけを言っても、決して失礼な表現にはなりません。日本語では、知らない人や目上の人には必ず「ありがとうございます」と、ございます、の部分を付けなくては何だか上から目線のような感じがしてしまいますが、フランス語のメルシーはそんなことはないのです。

メルシーだけでは物足りない場合には、フランス人がよく使うのは、

Merci, c’est gentil.

メルシー、セ ジョンティ

と言う表現です。フランス人はプレゼントをもらった時など、この「メルシー、セジョンティ!」を言いながら、ビズをします。(ほっぺにチュッチュッ、と音を鳴らす、フランス流の挨拶です。)

フランス旅行で役立つポイント

観光でフランスに行ったら、ショッピングの機会があると思います。先ほどのボンジュール、はもちろん、「メルシー」と、ショッピングが終わって店を出る時にも一言挨拶しましょう。

フランス語フレーズ例

Merci, au revoir. Bonne journée!

メルシー、オーヴォワ。ボンジョルネ!

(ありがとう、さようなら。良い一日を!)

フランス人の店員さんも、会計が終わった後には必ず何か一言「ありがとう、良い1日を!」など挨拶してくれますので、上記のフレーズを丸暗記しておくと、何か言われた時に何か返事したいけれど言葉が出てこない・・・と言う事態を避けられます。

フランスでのショッピングでは、日本のように、客が終始無言、というのは不自然になります。スーパーでのちょっとした買い物であっても挨拶は欠かせません。フランスに行ったら、「メルシー」の一言で挨拶できるだけでも、フランス人に与える印象が違いますので、メルシーは絶対に覚えてフランスに行きましょう!

初めまして「Enchanté(e)」
オンションテ

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初めて会った人に言う定番の挨拶です。例えば以下のようなフレーズです。

Bonjour, je suis Anna, enchanté.

ボンジュール、ジュスィ アナ(自分の名前)オンシャンテ

(ボンジュール、アンナです。初めまして。)

オンシャンテ、の最初の発音「オ」は、鼻母音と言って、少し鼻にかかったような発音になります。フランス語独特の発音です。でも、フランス語初心者には難しいので、気にせず「オンションテ」とカタカナのまま言ってもフランス人に通じることでしょう。

こちらは、フォーマルな挨拶の場でなくても、例えばフランス人の友達の友達に初めて会った時などカジュアルな場面でも使える表現です。

元気?「ça va?」
サヴァ?

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フランス語のコミュニケーションの中で、サヴァ、は本当によく使います。フランス人の友達ができたなら、1日に何回も、Ça va ?と挨拶するに違いありません。

ボンジュール、サヴァ?

というように、挨拶に続けて言う事もありますし、顔色が良くない相手に対して、心配して声をかける表現で 

Ça va ?

サヴァ?

(大丈夫?)

と言うこともあります。他には、パーティ会場で、「楽しんでる?」と言う意味でもサヴァ?と言ったりします。

フランス人に「Ça va ?」と言われたら、答え方の表現としては、

Oui , Ça va !

ウィ、サバ!(大丈夫)

または

Non, Ça va pas.

ノン、サヴァ パ (大丈夫じゃない)

などと答えます。

サヴァ パ、はÇa ne va pas.サヌヴァパ、の、neを省略した話し言葉です。フランス語のナチュラルな会話では、上のフレーズのように、否定の意味の「ne ヌ」を省略することが頻繁にあります。友達同士のフランス語会話では、ほぼ100パーセント、この「ne ヌ」は省略されますので、聞き取れるようになるまで時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえば、その方がシンプルだと実感します。

すみません「Excusez-moi」
エクスキュゼモア

英語の「エクスキューズミー」と似ていますね。フランス語ではミーではなく、「モア」になりますので、少し違いますが、意味合いは同じです。

フランス旅行の場面だと、例えば大きな荷物を持っていて、道を開けてもらう時や、飛行機でフランス人の客室乗務員を呼び止める時などに使います。

ちょっと失礼、のようなニュアンスのフランス語会話の表現としては、

Pardon パるドン

と言う言い方もあります。英語の「パードン」とだいたい同じですね。会話の中で、相手の言った言葉が聞き取れなかった時などにもこちらを言います。pardonもフランス語会話ではよく使われる表現ですので、覚えておきましょう。

ごめんなさい
「Je suis désolé」ジュスィデゾレ

こちらは、先ほどの「Excusez-moi」エクスキュゼモアと違い、しっかり謝りたい時に使うフレーズです。

旅行の場面だと、例えば、飛行機の中などで飲み物を相手のスカートにこぼしてしまった時や、約束の時間に遅れてしまった時などです。

もっと深く謝りたい時には、

Je suis vraiment désolé(e).

ジュスィ ヴレモン デゾレ

(本当にごめんなさい)

と言う表現があります。

最後の(e)は、フランス語学習を始めたばかりの方には少し見慣れないかもしれませんが、こちらはフランス語を書く時には、女性が主語の場合には形容詞の最後に(e)がつくことがあるために、このように表記しています。しかし、実際にフランス語を喋る時にはさほど気にしなくても、相手への聞こえ方は大体同じなので大丈夫です。

またね「A bientôt」
アビアントー

アビアントーは、またすぐに会う相手に対して使います。実際にすぐに会わない場合も、「またすぐに会いたい」という思いを込めて使う表現でもあります。例えば、あなたがフランスに何回か行っている場合には、次に会うのが1年後であっても、また会いましょうね、という気持ちで、フランスに住む友だちに「アビアントー」と言われるかもしれません。

目上の人にも、友達にも使う挨拶です。

さようなら「Au revoir」
オーヴォア

相手との別れの挨拶です。友達同士では、この「Au revoir」オーヴォアよりも、前出の「A bientôt」アビアントーの言葉をよく使います。

発音としては、オーの後にRがあり、厳密に言うと「オーるヴォア」です。このRの発音が、日本人にとってはフランス語会話の難しい点の一つでもあります。

「R」つまり「オーるヴォア」の「る」は喉の奥を鳴らす感じになるのですが、気にせず「オーヴォア」でフランス人には充分伝わります。

お願いします「S’il vous plaît
スィ ル ヴプレ

日本語の「お願いします。」です。レストランで注文する時によく使います。例えばフランスのレストランで、ウェイターに注文する際に、自分の注文する料理の名前を言ってから、最後に「シルヴプレ」を付けます。

目上の方やウェイターではなく、親しい友達や家族に何か頼む時は、

S’il te plaît スィル テ プレ

と言う表現になります。

フランス旅行のポイント:フランスのレストランで、大きな声で
「すみませーん!」はタブー

日本の居酒屋さんなどでは、店員を呼びたい時に「すみませーん!」と大声で叫びますが、日本に遊びに来たフランス人はこの日本の習慣を見て、大変面白がっていました。フランスで、店員を呼びたい時に「スィルヴプレー!」と叫んだら、周りのフランス人におかしな目で見られます。

フランスのレストランで店員に来てもらいたい時には、店員が気づいてくれるよう視線を送って、こちらを見たら手をあげて合図するなどが一般的です。


フランス語の挨拶【日常会話編】一覧表

フランス旅行の簡単な挨拶だけでなく、フランス人とさらにコミュニケーションのチャンスが増えたら、このようなフレーズを覚えておくとフランス語会話がスムーズです。

やあ!Salut!サリュ
元気?Comment ça va? コモサヴァ?
元気ですか?Comment allez-vous? コマンタレヴ?
とても良いですTrès bien トれビアン
良い一日をBonne journée ボンジョるネ
良い夜をBonne soirée ボンソワレ
あなたもねA vous aussi アヴ オウスィ
明日ねA demain アドゥマン
喜んでAvec plaisir アヴェック プレジール
久しぶり ça fait longtemps サフェロントン
おやすみBonne nuit  ボニュニュイ

フランス語挨拶【日常会話編】必須フレーズ解説

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やあ!「Salut!」
サリュ

親しい間柄でよく使います。友達同士では、ボンジュールよりもこちらの方を好んで使っている傾向があります。男性でも女性でも「サリュ〜」と、笑顔で近づいて、ビズ、の流れは、フランスで生活していると、友達同士のカジュアルな挨拶の光景としてよく見られます。フランス人とのコミュニケーションには欠かせない表現です。

元気?「 Comment ça va? 」
コモサヴァ?

こちらは、前出の、サバ?と合わせて、友達同士でよく使われる挨拶の表現です。フランス語で「どう」や「何」と言う意味合いの「comment」を、先ほどの「サヴァ」につけた表現です。意味合いはどちらも同じです。

お元気ですか?「Comment allez-vous? 」
コマンタレヴ?

こちらは、「 Comment ça va? コモサヴァ?」の目上の人に対しての言い方です。

フランスでは、日本よりも言葉の上下関係が曖昧な印象があります。もちろん、初対面の目上の方には丁寧なフランス語表現で話す必要があります。しかし例えば、よく知っている友だちのご両親に対して、「 Comment ça va? コモサヴァ?」などと言っているフランス人もよく見かけます。

日本語でいう「タメ語で話す」事は、フランス語では Tutoyer チュトワイエ と言います。フランス人の年配の方の中には、若い人に気軽に話して欲しいと思う方もおられ、目上の方のほうから、「Tutoyerで話してね」と言われることもあります。そう言われたら、遠慮せずに「タメ語」で話しても大丈夫です。

とても良いです「Très bien 」
トレビアン

元気?「 Comment ça va? コモ サヴァ?」と聞かれたら、「トレビアン」と答えます。「ça vaサヴァ?」の挨拶の返事として、「Oui, ça va ウィ、サヴァ」と答えるのもフランス語日常会話でよく耳にします。目上の人に対しての受け答えならば、「トレビアン」の方が丁寧な挨拶になります。

良い1日を!「Bonne journée 」
ボンジョルネ

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フランス語のコミュニケーションにはBon のつくフレーズは欠かせません。こちらの「ボンジョルネ」は、対面で話していて別れる時の挨拶としても言いますし、メールやラインでのやり取りの最後にも使える表現です。日本語では「良い1日を!」という言葉は大袈裟な感じがしますが、フランス語では、日常的に使われる挨拶のフレーズです。

良い夜を「Bonne soirée 」
ボンソワレ

フランスでは、人と話した最後には、よく「ボンジョルネ」や「ボンソワレ」と言って別れます。だいたい17時以降には、「ボンソワレ」の表現が適しています。「ボンジョルネ」良い1日を、と同じく、フランス語では、よく使われるフレーズです。お互いに、良い1日を、良い夜を、と言い合うフランスの挨拶の習慣、素敵ですね。

あなたもね「A vous aussi 」
アヴ ゾウスィ

「Bonne journée! 」ボンジョルネ!と言われたら、ボンジョルネ!と返事しても良いですし、または相手が目上の人の場合には、
「A vous aussi 」アヴ オウスィと答えましょう。

友達同士など、カジュアルに話す場合には、

Toi aussi

トワ オスィ

と言う表現があります。

明日ね「A demain 」
アドゥマン

また明日会う相手に、別れ際に言うフレーズです。目上の方にも使えますが、目上の方との別れ際には、こちらの「アドゥマン」のみでなく、

Merci au revoir, à demain.

メルシー、オーヴォワ、アドゥマン(ありがとう、さようなら、また明日)

のように、他にも言葉をいくつか付け足すと丁寧な印象です。このあたりの感覚は、日本語とフランス語で同じですね。

喜んで「Avec plaisir」
アヴェック プレジール

何かのお誘いがあった時の返事の表現です。

フランス語会話、フレーズ例1

Voulez prendrez un petit café ?

コーヒーを飲みますか?(ヴヴレ プろンドレ アン プチ カフェ?)

Avec plaisir

はい、喜んで。(アヴェック プレジール)

フランス語会話、フレーズ例2

Est ce que ça te dit de manger avec moi ce soir?

今晩私とディナーを食べない?

Avec plaisir. Où on va

喜んで。どこ行く?

久しぶり「ça fait longtemps」
 サフェロントン

久しぶりに会った相手に言うフレーズです。わりと親しい間柄の相手に使う表現です。フランス人と友達になったら、久しぶりの再会の前にはこのフランス語表現を覚えておくと会話が弾みますね。

おやすみ「Bonne nuit」
ボニュニュイ

ベッドに行く直前に家族に言ったり、例えばディナーの別れ際に言ったりもできる挨拶のフレーズです。

明日ね「A demain 」
アドゥマン

と言う表現を、別れの表現として使うときもあります。


フランス語の挨拶の基本、いかがでしたか?

旅行編ではフランス旅行に役立つフレーズを、日常会話編では、フランス人と、もっとコミュニケーションが増えた時に役立つフランス語の表現を紹介しました。

フランス旅行に行く時に、フランス語の挨拶の表現を知っていると、フランスでの滞在がより楽しくなりますね!