フランス映画「メグレと若い女の死」

あらすじ

1953年。パリ・モンマルトルのバンティミーユ広場で、シルクのイブニングドレスを着た若い女性の遺体が発見される。

真っ赤な血で染まったドレスには5カ所の刺し傷が。 手がかりとなる高級ドレスを片手に、被害者の素性とその生涯を探ってゆくメグレ警視。

次第に、この事件の悲しい真相が明らかになってゆく・・

フランスの名匠パトリス・ルコント監督。 「メグレ警視」ミステリー小説を映画化。

名優ジェラール・ドパルデューがメグレ警視を演じます。

メグレ警視」というタイトルを聞いて、昔の作品かな?と思いましたら 意外にも2022年製作。 新しめの映画です。

「タイピスト!」のメラニー・ベルニエにも注目!

メグレ警視とは?

常に3本のパイプを職場に置いているほどのパイプ愛好家。その中でもルイーズから贈られた1本が最も気に入っている。

酒好きで仕事の合間にはビール、自宅ではリキュールを飲む。

食いしん坊でもあり、料理好きな妻の手料理を好む。

身長180cm、体重100kgでがっしりした体型。

娘を幼い頃に失っており、子供はいない。

作品情報

製作年:2022年
製作国:フランス
原題:Maigret

キャスト・監督

監督:パトリス・ルコント

出演:ジェラール・ドパルドュー、メラニー・ベルニエ


評価 :5/5。

感想

メグレ警視?それって、昔のサスペンスドラマのシリーズのことじゃない?

ドラマの1話か何かがDVD化されているの?

そう思って借りてみましたら、この映画、制作年は2022年と、かなり新しめの映画。

ストーリーは、現代のミステリーに比べれば捻りがない感じ。そういった意味では「昔の映画の感」はある。単純と言えば単純だが、しかし意外と見入ってしまった。

それにしても、なぜこんなに「メグレ警視」が有名かというと、調べてみましたら、日本では、愛川欽也さん主演で、「東京メグレ警視シリーズ 」というのがあったのですね。メグレシリーズを原作とする日本を舞台にしたドラマです。

さて、今回の映画のメグレ警視演じるのは、ジェラール・ドパルドューで、フランスの俳優の超有名どころ。この人の出ている映画なら、面白いこと間違いない、と言っても過言ではないと個人的には思っている。

サスペンスだけあって、映画全体的にはずっと暗い感じ。

扱っているのが殺人事件ということもある。

登場人物のセリフや、シーン展開は、ぽんぽんと進むので、退屈はしない。

フランス語のセリフも、ナチュラルな会話の中にも戯曲的な感もあり、聞きごたえがある。

「メグレ警視」は、元々はフランスの小説家ジョルジュ・シムノンの推理小説に登場する架空の警察官。

警部から後に警視、警視長となるが、ファンからは主にメグレ警視として知られている、とのこと。 

『名探偵コナン』(青山剛昌氏の漫画)に登場する目暮十三警部の名前も、メグレ警視が元となっているらしいです。


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