
製作年:2011年
製作国:フランス
原題:MA PART DU GATEAU
あらすじ
『ロシアン・ドールズ』のセドリック・クラピッシュ監督の長編10作目となる人間ドラマ。不幸続きのシングルマザー・フランスは、スティーヴの家政婦として雇われることに。ふたりが次第に心の距離を縮めつつあった矢先、フランスがある事件を起こす。
監督 セドリック・クラビッシュ
製作 ブリュノ・レヴィ
出演 カリン・ヴィアール、ジル・ルルーシュ、オードリー・ラミー、ラファエル・ゴダン
感想
4人の子持ちの貧しい主婦が、やり手の株ブローカー金持ち独身男性の家政婦になる。主人公のキャラクター、頭の良さ、サバサバした性格が、見ていて気持ちが良い。
特に女性が楽しめる映画だと思います。
最初の展開も、中盤も、とても面白かったのだが、しかし最後の結末がなんとも言えず、ハッピーエンドと言えるのか言えないのか・・・
中盤の展開では、ある種のシンデレラストーリーを予想して、結末をワクワクしながら見るのだが・・・。
もしくは、映画では描かれていないが最後にハッピーエンドになる想定の結末なのか・・・とにかく、物語の途中で終わってしまったようなモヤモヤした感じが胸に残る。
パッケージとタイトルを見ると、内容が比較的軽くて、楽しい物語のようなイメージだが、根本的にはこのフランス映画はそういったものではないと思います。
貧富の差だとか、大きな企業が小さな町工場に目を向けないのだとか、そう言ったフランスの社会的な問題が根底を流れている。
ただ、一つ一つのシーンは、明るくて好きだ。ワクワク楽しめるシーンもたくさんある。主人公と、その子ども4人でスーパーマーケットで踊る、ミュージカル風のシーン、高級マンションのシーン(目の保養・・・)、冒頭の、イタリア旅行のシーンの風景など。
※こちらの映画は、最初の20分間は英語のシーンが多かったので、映画クラスでは使用しておりません。
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