フランス映画「ボン・ヴォヤージュ 運命の36時間」紹介

あらすじ

レビューサイトEMPIREよりhttps://www.empireonline.com/movies/reviews/bon-voyage-review/

1940年、ドイツ軍によりパリ陥落、激動の時代。

ある大雨の晩、美しき女優ヴィヴィアンヌ(イザベル・アジャーニ)は、しつこくつきまとう男、アルペルを誤って殺してしまう。

幼なじみのオジェ(グレゴリ・デランジェール)に助けを求めるが、遺体を運ぶ途中に事故を起こし、オジェは殺人犯として逮捕される。

数ヶ月後の6月14日、パリが陥落。

フランス政府と民衆がボルドーへ疎開に向かう中、ヴィヴィアンヌも愛人となった大臣ボーフォール(ジェラール・ドパルデュー)の権力を利用してパリを脱出する。

刑務所に収監されていたオジェも、混乱の中で脱走に成功。

ヴィヴィアンヌを追ってボルドーへと向かう。

彼女の魅力と小狡賢さにハマってしまうオジェ、だがボルドーに向かう列車の中で、女子学生カミーユ(ヴィルジニー・ルドワイヤン)とも出会い・・・

2004年のセザール賞では11部門にノミネートされ、最有望新人男優賞、最優秀撮影賞、最優秀美術賞を受賞。

作品情報

製作年:2003年
製作国:フランス
原題:Bon voyage

キャスト・監督

監督:ジャン=ポール・ラプノー

出演:イザベル・アジャーニ、ジェラール・ドパルデュー、ヴィルジニー・ルドワイヤン、グレゴリ・デランジェール

感想

邦題がしっくりくるフランス映画は少ないもので、こちらの映画のタイトルも、見終わったら忘れるサスペンス、を連想させます。

しかし、この映画はその予想を裏切る、見応えのある映画でした。

イザベル・アジャーニについては「有名なので、名前だけ知っている」という状態で鑑賞。なるほど、美しい目と小悪魔的な演技力に、これは魅了される男性は多くいただろうと納得です。

有名な俳優が出演していることも、この映画を飽きさせない一つのポイントではありますが、激動の第二次世界大戦のフランスの状況を描いているという点も、興味深い点です。

この時代の、政府関係者の混乱の様子、裕福なブルジョア階級の人々の図々しさや人間らしさなど、危機的な状況では人間というものの根本的な汚さや弱さが浮き彫りになるのだということもわかります。

映画はフィクションですが、本当にこのようなことがあっただろうと思いながら鑑賞できるこちらのような映画は、エンターテイメントを楽しむと共に、歴史の勉強もできる、お得な映画でもあります。

疎開、逃亡、救出、などドキドキハラハラさせる要素も盛り沢山。映画は2時間ほどで、フランス映画としては長めですが、先が気になって、眠くても一気に鑑賞しきってしまう事でしょう。

特にフランスの歴史、俳優、に興味のある方は、必見のフランス映画です。


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