フランス映画「レ・ミゼラブル」現代フランスへの問題提起

引用:yahoo映画

あらすじ

フランス社会の現実をありのままに描く、世界に衝撃を与えた社会派映画。

フランスパリ郊外のモンフェルメイユは、ヴィクトル・ユーゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台として知られている。

本家「レミゼ」では、孤児の娘コゼットが悪辣な宿屋でこき使われていた町だ。

そこには低所得者や移民たち、前科者たちが多く暮らしている。

そんな町に新たに配属になった警察官のステファン。犯罪防止班の同僚たちに連れられ、この町の現実を目の当たりにする。

そんなある日、ひとりの少年が引き起こした盗難事件が、大人を巻き込む悲劇へと発展してゆく・・・

この町で生まれ育ったラジ・リ監督がリアルに映し出す、フランスの現実を、あなたは最後まで目を逸らさずに見ることができるだろうか。

作品情報

製作年:2019年
製作国:フランス
原題:LES MISERABLES

キャスト・監督

監督:ラジ・リ

出演:ダミアン・ボナール、アレクシ・マナンティ、ジブリル・ゾンガ

感想

「警察だからと言って、傍若無人に取り調べをしたりいばり散らしてはいけない。地元民を大切にするべきだ。」映画の前半では、そのように感じるかもしれない。

しかし、ストーリーが進むに連れ、誰が悪なのか?誰が悪いのか?誰をどうすれば、この町の治安問題が解決するのか?わからなくなる。

町のギャングの派閥争いも、タバコを吸う未成年も、盗撮をする少年も、一見傍若無人に振る舞う警察も、皆が悪でなく、正義でなく。

その答えは、映画の最後にメッセージとして現れる。

悪い者は誰もいない。環境が悪をつくるのだ。

「育てる者が悪いだけだ」

この映画が数々の賞を受賞し、世界中で絶賛されたのも、納得できる。マクロン大統領も、この映画を鑑賞し、「直ちにこのような地域の問題を解決しなければ・・」と、行動を起こすよう政府に求めたという。

この映画はどこで観れる?

この映画について、もっと知りたい方は、公式サイトをご覧ください。→ 公式サイト

情報量は少ないですが、ウィキペディアにもページがあります。→ ウィキペディア

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