『勝手にしやがれ』で鮮烈なデビューを飾ったジャン=リュック・ゴダールの長編第2作。表向きはカメラマン、実はスパイのブリュノは、魅力的なデンマーク娘・ヴェロニカと恋に落ちるのだが…。
フランス映画「ボヴァリー夫人」
有名な文学作品だから必ず面白いというわけではない。現代の自分達が見れば、当時はセンセーショナルな作品であったとしても、それほどの衝撃はない。それでも、何かこの映画には、黒いもやもやとしたものがあって、それをフランス映画としては少し長めの2時間たっぷり見ることで、人間の欲だとか、見栄だとか、失敗だとか、そういうものを観させられ、なんかズーンと暗い気分になり、眠れなくなってしまった。
フランス映画「レ・ミゼラブル」現代フランスへの問題提起
フランス社会の現実をありのままに描く、世界に衝撃を与えた社会派映画。華やかなパリの郊外、ヴィクトルユゴーのレミゼラブルの舞台ともなったモンフェルメイユ。誰も悪くなろうとなんてしていないが、礼儀正しいだけでは生きてゆけない町。数々の賞に輝き、世界に衝撃をもたらしたこの作品。
フランス映画「終電車」
ドリュフォー監督の最大のヒット作。ナチ占領下のパリでは、人々は夜間外出を禁止され、11時以降は外出禁止。地下鉄の終電車に人々は殺到した。妻であり看板女優で、夫に変わり劇場の経営をやっているマリオン(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、夜になるとユダヤ人である夫の隠れている地下室にひっそりと入る。
フランス映画「大人は判ってくれない」フランソワ・トリュフォーの長編デビュー作
12歳の少年を描いた、フランソワトリュフォーの自伝的要素の多い作品。カンヌ映画祭で監督賞受賞。少年の孤独と、フランスの社会問題を訴えるかのような作品。
マルセルのお城:映画クラス【おすすめフランス映画】
フランスの有名作家、マルセル・パニョルの小説を映画化した作品。美しいプロヴァンスの景色を背景に、マルセルの初恋、友人との別れ、そして優しい母への想いを綴った感動作。
マルセルの夏:フランス映画紹介【フランスの国民的作家マルセル・パニョルの人生】
フランスの作家マルセル・パニョルの少年時代を描いた、「マルセルの夏」は、プロヴァンスの大自然が美しく、初夏にピッタリの作品です。コメディのような笑えるシーンや、キュンと切ない気持ちにさせられるシーンなど、大人も子どもも楽しめる映画です。マルセル・パニョルの歩んだ人生や、名言も紹介します。
「最強のふたり」おすすめフランス映画
実話を基に、首から下が麻痺した大富豪と、その介護人となった黒人青年が真の友情を育んでいく姿を感動的に綴る。映画の最後に、実際に映画のモデルとなった人物が出てきます。その一瞬の映像に、これが本当の物語だったのだと実感し、グッときます。