フランス映画「ニューヨークの巴里夫」

あらすじ

小説家としてもそれなりに成功し、このまま順風満帆な人生を歩むと思われたグザヴィエ。

しかし、妻のウェンディから別居を言い渡され、ウェンディは2人の子どもを連れてニューヨークに行ってしまう。

子どもの教育方針で話し合う必要があると感じたグザヴィエは後を追って渡米し、妻と子どもたちが暮らす、セントラルパーク近くの豪華アパートを訪ねるが……。

そしてさらに、スペイン留学時の親友であるレズビアンのイザベルから精子を提供してほしいと頼まれる。

セドリック・クラピッシュ監督の「ロシアンドールズ」「スパニッシュアパートメント」の続編のような位置付けとのこと。

作品情報

製作年:2013年
製作国:フランス・ベルギー・アメリカ
原題:Casse-tete chinois

キャスト・監督

監督:セドリック・クラピッシュ

出演:ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ、セシル・ドゥ・フランス、ケリー・ライリー


評価 :3/5。

感想

パリからニューヨークに行って、チャイナタウンに?

主人公を取り巻く、女たち。過去の妻、現在の妻、精子提供をしたレズビアンの友人。

なんだかストーリーの展開が慌ただしいが、その分飽きないで見られる。逆に言うと、少し目を離すと、訳がわからなくなる。

特に、自分は同監督の「ロシアンドールズ」「スパニッシュアパートメント」を見ていない状態で観賞したので、その続編と言われるこの映画は「この人誰だったっけ?」というのが後半に入るまで正直、続いた。

人に強く薦めたいほどの傑作ではないと個人的には思う。

見ている間は、人間関係のいざこざって大変だなぁと、他人事のように客観視しているので、ストーリーに没頭はできなかった。

なぜなら自分の人生と重ね合わせるような部分が主人公にあまりないからだ。共感度は低い。

見終わった後は、これはこれで一つの面白い話を聞いたなぁというくらいの感じ。

それでも、主人公の男性が一生懸命生きている姿には好感が持て、応援したくなる感はあるので、嫌な映画ではない。


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