フランス映画「親密すぎるうちあけ話」

あらすじ

ある日、税理士ウィリアム(ファブリス・ルキーニ)の事務所に、精神分析クリニックと間違えて、一人の女性が入ってくる。

彼女はウィリアムを医者だと思い込み、突然赤裸々に胸の内を語り出す。ウィリアムは自分が医者ではないことをなかなか言い出せず、引き込まれてゆき・・

作品情報

製作年:2004年
製作国:フランス
原題:Confidences Trop Intimes

キャスト・監督

監督:パトリス・ルコント

脚本:ジェローム・トネール

出演:ファブリス・ルキーニ、サンドリーヌ・ボネール


評価 :4/5。

感想

ファブリス・ルキーニの役どころ、他の映画との共通点がありすぎてしまうが、このような役がしっくりハマる俳優なんだろう。

「ボヴァリー夫人とパン屋」「危険なプロット」と同じく、文学好き、インテリで真面目な性格。他人の情事を密かに知ってしまい、覗き見る(または見守る)というシチュエーションも同じ。

エンディングは、どことなく「屋根裏部屋のマリアたち」に似ている感もあり・・・。

この先どうなるのだろうとハラハラどきどきする心理戦。これがまた日常の隣にあるようなちょっとした事件や妄想から起こることだったりするのだ。

サスペンスというと非日常な感じがするが、この映画はまさに近所で身近に起こりそうな小さなサスペンスとして、見応えがある。

この先どうなるの?真実は何?

全体としては静かなシーンが多いのだけど、最初から最後まで目が離せず、面白かった。


映画クラスでフランス語を学ぼう

フランス人講師自らが、毎月、オススメ映画を選んでいます。

ハリウッド映画はたくさんあるけれど、フランス映画はレンタルDVD屋さんにも少ないし、そもそもどれが面白いのか、わからない・・・

そんな方にも、おもしろいフランス映画を知るよい機会だと好評です

映画の中のシーンで、ナチュラルな会話のセリフから、実践的なフランス語を、楽しみながら学べる映画クラス。

定員4名までの少人数制の教室です。

体験レッスンもございます。

フランス語会話力を磨きたい!そんな方に。会話サロンはいかがですか