フランス映画「灼熱の魂」

あらすじ

亡くなった母の遺言に従い、父と兄を探す旅に出た双子の姉弟。

やがて激しい宗教対立に翻弄され続けた母の、数奇にして壮絶な運命と向き合っていく。

2010年度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。

中東系カナダ人女性ナワル・マルワンが亡くなり、公証人から遺された双子の姉弟ジャンヌとシモンに遺言が伝えられた。それは、父親と兄を見つけ出し、それぞれに宛てた母からの手紙を渡してほしいというもの。

死んだと思い込んでいた父ばかりか、存在すら知らなかった兄がいることに当惑する姉弟だったが…。

作品情報

製作年:2010年
製作国:カナダ/フランス
原題:Incendies

キャスト・監督

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

出演:ルブナ・アザバル


評価 :2.5/5。

感想

フランス映画なので当然フランス語で始まるが、宗教戦争がテーマとなっているので、フランス語以外も話される。

自分の母親の生い立ちと、辿ってきた人生。

胸が痛くなるようなシーンも多々ある。

それでも、兄と妹が母の人生を追って旅をするという構成なので、この二人が現実にしっかり戻してくれ、何とか最後まで見れた。

最後の結末は、衝撃的。見た人にしかわからない、予想もできなかった真実が待っている。

何度も見たくなるような映画ではないのだが、巧妙な構成とストーリー、まさに強く燃えるような魂が心に残る、ある意味で優れた映画。


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