紙からデジタルへ、テクノロジーの進化と共に変化を迫られるパリの出版業界。書籍のデジタル化、ネット社会化についてのフランス人の使うフレーズや、意見の言い合いのシーンは、フランス語を学習する者としては、興味深く観賞できます。
不倫・夫婦、などもテーマになっていますが、意外とさらりとしています。
アヴリルの恋:フランス映画紹介
宗教、戒律、人生、冒険、恋、同性愛、親子愛、性・・・様々な要素やテーマが混ざり合っています。2週間の断食で篭るはずだったアヴリルが外の世界へ。教会のシーンに戻るたびにバレないだろうかとドキドキ。でも、外で出会う人がみんな優しく、ほっこりします。
幸せになるための恋のレシピ:おすすめフランス映画紹介
オドレイ・トトゥ出演。孤独、ワーキングプア、家族の機能不全、独居老人、などなど、登場人物に様々な問題と事情があり、そんな4人がひょんなことで一緒に暮らし始めるストーリーで、恋愛ものというよりは人間ドラマとして楽しめる。
「間奏曲はパリで」おすすめフランス映画
この映画の魅力は、なんと言っても主演のイザベル・ユペールの可愛らしさ。
年を重ねても、好奇心と冒険心を忘れていない、チャーミングな主人公を見事に演じていて好感が持てます。
田舎での慎ましい夫婦生活に疲れ果て、パリで浮気を・・・という、ちょっと後ろめたいストーリーかと思いましたが、実際に映画を見始めると、そんなドロドロとした印象はありません。何歳になっても、いつでも人生を楽しめるんだという希望さえ感じさせます。
「グラン・ブルー」:フランス映画クラス【おすすめフランス映画】
フランスでは、これがジャン・レノの一番有名な映画だとフランス人に言われて鑑賞。えっ、ジャンレノの一番有名な映画って、「レオン」じゃないの?と。フランス映画への疑問。「なぜフランス映画は、もやもやさせる結末の作品が多いの?!」すると、「フランス人は、議論が好きだ。だから、曖昧な映画の結末について、他の誰かと議論する事も、楽しみの一つで、そのように色々想像させるような映画は良いのだ」と。
「ボヴァリー夫人とパン屋」おすすめフランス映画
不倫をする若くて美しい主婦がボヴァリー夫人で、それを知っている主人公のパン屋はボヴァリー夫人に思いを寄せている・・・という構図。官能的なシーンもあるが、基本はコメディで笑えます。こういった映画をきっかけに、フランスの文化や歴史を知るきっかけになる所がとても楽しいですね。ちなみに、これを書いた当時の1856年、作家のフローベールは、風紀紊乱の罪で起訴されたとのことです。
「地上5センチの恋心」おすすめフランス映画
日常生活に関係するフランス語フレーズがたくさん出てきます。人間らしい、というのは、必ずしも、素敵だとか道徳的だ、ということではなくだらしなかったり、何か欠点があったり、心の弱さから悪いことをしてしまったり・・・そんな普通の人間たちが、ストーリーの上で繋がり、ピリッと心に響くような魅力を醸し出しています。
「モンテーニュ通りのカフェ」おすすめフランス映画
パリに実在する名門カフェを舞台に、店に集う人々の様々な人生模様を軽妙な会話劇で描き出す人情ストーリー。パリ8区のモンテーニュ通り。田舎からやって来た女性、ジェシカは運良くカフェの名店“カフェ・ド・テアトル”で働くことに。
「屋根裏部屋のマリアたち」おすすめフランス映画
フランス人資産家とスペイン人メイドたちとの心の触れあいをハートウォーミングに描いたヒューマン・コメディ。慎ましい暮らしでもいつも笑顔のスペイン人メイドたち。お金持ちの主人公が、スペイン人のメイドたちとの交流をへて、人生を考え直してゆくストーリー。明るい気分になれる映画!女性におすすめ。
「タイピスト!」映画クラス
フランス映画祭で観客賞を獲得した映画。1950年代のフランスを舞台に、タイプライター早打ちの世界大会に挑むヒロインの奮闘と恋を描いた作品。50年代のファッションが堪能できるので、服が大好きな女性は必見!ですが、物語は、完全なスポ根で爽快な気分になりたい男性にもおすすめです。